輸送や通関手続きの窓口を一本化し、輸送時間を大幅に短縮する。両社によると、航空機と新幹線を組み合わせた輸出サービスは国内初という。
日本航空とJR東日本は13日、航空機と新幹線を組み合わせ、地方の生鮮食品などを短時間で海外に輸出する新たなサービスを始めた。輸送や通関手続きの窓口を一本化し、輸送時間を大幅に短縮する。両社によると、航空機と新幹線を組み合わせた輸出サービスは国内初という。地方産品の輸出拡大を後押しし、地方の生産者の販路拡大にもつなげる。トラックの運転手不足に対応する狙いもある。
サービス名は「JAL de はこビュン」。主な新幹線停車駅を出発駅とし、羽田や成田空港経由で台湾、シンガポール、マレーシア、香港の4カ国・地域に運ぶ。対象は鮮魚や青果のほか、半導体関連の機械部品も想定する。
13日には、サービスの第1弾として福井県の越前ガニを台湾に輸送。羽田空港や東京駅などで荷物を運ぶ様子を報道陣に公開した。
福井県が荷主として発注した越前ガニ、敦賀真鯛、若狭マハタ各1箱が敦賀駅(福井県)で北陸新幹線に積み込まれ、一般客と貨物を一緒に運ぶJR東の「はこビュン」のサービスで東京駅に輸送された。東京駅から羽田空港まではトラックで運び、貨物便に積み替えて、台湾の台北松山空港に向かった。
敦賀駅から台北松山空港まで、従来のトラックと航空機とのリレーでは30時間超かかるが、このサービスでは半分以下の12時間40分に短縮し、鮮度を保った輸送ができる。窓口を一本化したことでコスト安にもつながるという。
羽田空港で開かれた13日の会見で、日航の木藤祐一郎執行役員は「日本発の生鮮食材の輸出量が増えている」と述べ、地域活性化に向け輸出拡大を支える考えを示した。JR東の高木浩一常務執行役員は残業規制の強化でトラック運転手不足が顕在化する中、「労働力不足への対応や二酸化炭素の削減といった社会課題にも寄与する」と語った。
貨物運搬の新幹線利用をめぐり、JR東は昨年4月から臨時列車の一部客室を使用した大口輸送サービスを開始。他のJR各社も新幹線での貨客混載の輸送サービスに着手している。(織田淳嗣)
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