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» 2011年06月06日 07時00分 UPDATE

ヘッドハンターの視点:レジメのポイントと、レジメを書くと見えるかもしれないこと (1/2)

ヘッドハンターがレジメを書いてくれると思っている人がいるようですが、基本的にヘッドハンターはレジメを書いてはくれません。

[岩本香織(G&Sグローバル・アドバイザーズ),ITmedia]

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 ヘッドハンターがレジメを書いてくれると思っている人がいるようですが、基本的にヘッドハンターはレジメを書いてはくれません。ひな形を用意してくれるヘッドハンティング会社もありますが、ひな形はヘッドハンティング会社のデータベース登録を主目的としているので、応募する企業に送るものとして使うのはあまりお勧めできません。

 そもそも転職を考えない限りレジメを書く必要はないので、レジメを書いたことがない人は多いと思います。その上、日本人は自分をPRすることに慣れていない、照れがある、謙遜・謙虚が美徳と考える人も多く、レジメを書くことは得意ではないようです。

 ただ、いざ転職となると倍率の高い書類選考を突破しなくては面接に進めないので、レジメはとても重要な役割を果たすことになります。

 「会ってくれればわたしの良さを理解してもらえます」という人がいますが、「この人に会ってみたい!」と忙しい担当者に思わせるレジメを書けるかどうかも選考の一部です。実際にレジメでパッとしない人でもお会いすると「この人すごい!」というもったいない日本人はたくさんいます。

 ということで、今回はレジメのポイントをいくつかご紹介します。

 レジメは長すぎても短すぎてもよくありません。これまでにわたしが受け取った最も短いものはA4半分、最も長いものはバインダーにファイルされた50ページ以上の物でした。どちらも40代前半の人でしたが、A4半分はレジメと言うよりはプロフィール、50ページは自叙伝、残念ながら両方ともレジメとしては適していません。レジメの長さはA4で2,3ページが適当です。最初の2ページで興味をもたれなければ3ページ以降は目を通されない可能性も高いと思って下さい。

 学歴、資格、賞罰、特技などを記載する市販の履歴書もレジメですが、第二新卒以上の転職の場合には(特別な特技を持っている人を除いて)履歴書の中で必要なのは最終学歴くらいで、大切なのは職務経歴です。

 ところが、職務経歴に責任範囲ばかり記載してしまう人がいます。責任はポジションに対して会社が決めたことなので説明として記載してもかまいませんが、知りたいのは実績です。実績はその人が出した結果で、誰がやったかで違いが出せます。ただ、実績をどう表するかはちょっとコツが必要です。

 例えば売上を絶対値で書くとハードウェアとソフトウェアではそもそも価格の桁が違うのでその数字がいいのか悪いのか判断するのは困難です。目標値との比較で「目標に対して100%達成」などと記載することも可能ですが、目標の立て方が企業によってまちまちなので(「クセモノ “On-Target Earnings”」を参照してください)少々疑問が残ります。お勧めは前年または前期比(「前年比120%」など)です。

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