トヨタは、個別の顧客に対しカスタマイズされた専用ページを自動生成する新Webサイト「etoyota.net」をオープンした。顧客ニーズが多様化する中、個別ニーズに合った専用ページを表示して、顧客との関係構築を試みる。
トヨタ自動車は12月20日、個別の顧客に対しカスタマイズされた専用ページを自動生成する新Webサイト「etoyota.net」をオープンした。まずはβ版として企業広報サイト「toyota.co.jp」と、マーケティングサイト「toyota.jp」のコンテンツを対象に、表示情報を自動生成するサービスを始め、2008年3月に本格稼働させる。
etoyota.netは、「かっこいい」「かわいい」といった抽象的な語句で、車を検索できる自社開発の「情報推奨エンジン」を搭載。検索サイトからの検索ワードや、個々のお客様の閲覧履歴を学習して最適なページを構成できる。利用するほど学習精度が向上するため、検索サイトからの新規の顧客だけでなく、リピーターも常に使いやすくカスタマイズされるとしている。
3月の本格稼働までに、ブックマーク共有や、所有車情報に合わせた情報提供、属性や行動履歴に合わせたニュース提供機能などを搭載していく予定。検索ワードに連動したLPO(Landing Page Optimization)ページを自動生成する機能や、「他車比較シミュレーション」や「クルマ選びサポート」のAPIを公開する予定もある。
同社は、これまで「toyota.jp」「toyota.co.jp」「lexus.jp」「gazoo.com」など16種のWebサイトを運営して、顧客の多様化に対応してきた。しかしアクセスする顧客の70%が外部の検索サイトから直接やってきている状態で、これまでのWebサイトの構成では、必要とするコンテンツを提供できなくなってきていた。
顧客のフィードバックを受けながら、etoyota.netの効果検証を重ね、顧客ニーズに合わせたタイムリーな情報提供を可能にしていきたい考えだ。
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早稲田大学商学学術院教授
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明治学院大学 経済学部准教授