企業変革コンサルティング事業を展開しているリンクアンドモチベーションは、社員向け情報ポータルのコンテンツ管理に、Webデータベースを活用。社内のコミュニケーションを促進している。
導入前の課題
スケジュールは紙ベースの管理で、会議の調整にも手間がかかった。
ポータルのシステムを作り込むと、運用の負担が大きくなることが予想された。
導入後の効果
社員のスケジュール把握が容易になり、効率的なスケジュール調整ができるようになった。
システム部門を持たずとも、簡単にポータルの構築・運用ができた。
リンクアンドモチベーションは、モチベーションを可視化・定量化して変革する技術であるモチベーションエンジニアリングを軸に、企業変革コンサルティング事業を展開。創業以来、6年連続で増収増益を達成している。
主軸となっているのは従業員の意欲を喚起するモチベーションマネジメントと、採用応募者の意欲を喚起するエントリーマネジメントだが、顧客や投資家の意欲を喚起するブランドマネジメントや、空間設計によって意欲を喚起するプレイスマネジメントなど、事業領域を拡大。2007年12月には東証二部上場を果たし、さらなる成長を続けている。
同社が社員向け情報ポータルのコンテンツ管理に、Webデータベース「サイボウズデヂエ」を活用。社内のコミュニケーションを促進し、モチベーション向上につなげている。
同社がサイボウズ製品に出会ったのは、スケジュール管理がきっかけ。03年当時、社員は紙ベースで自分のスケジュールを管理していた。そのため会議の予定を組む時は、メンバーのスケジュール表を集めて、予定をすり合わせるという作業が必要だった。コーポレートデザイン室の加藤直哉氏は当時を振り返る。
「当社はプロジェクト単位で仕事が進むため、事業部をまたがってミーティングする機会が多いのです。そのたびに紙を集めるのは手間だし、調整のために誰かのスケジュール表を持ちだすと、他の人は見られないということもありました」
そこでトライアルで「サイボウズOffice」を導入。直観的な操作で気軽に使えることから導入を決めた。
「全社員の予定が簡単に把握できるので、スケジュール調整が効率的にできるようになりました。いまではすっかり定着して、弊社では『予定を入れる』ことを『サイボウズを入れる』と呼ぶようになったほどです」
リンクアンドモチベーションでは、05年からイントラネット上に「LM CITY」と名付けたポータルサイトを開設して、さまざまな情報を社員に提供。ナレッジ共有やコミュニケーション促進に活用している。
例えば「カジノ」コーナーには、社内通貨「LIMO」を利用して遊ぶさまざまなゲームがある。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授