北京五輪の星野ジャパンは、組織(チーム)で目標を共有せず遂行力に欠けていたため成功に結び付かなかった。それではあなたの組織に遂行力はあるか? チェックリストから判断しよう。
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福田首相が辞任した。1年足らずの退任に、あきれている人も多いのではないだろうか。衆議院と参議院で与党と野党の勢力が逆転している「ねじれ国会」の状況で、与野党が歩み寄らず、重要なことがまったく決まらないということが一因ともいわれている。
前回、いくら能力の高い人が集まっても、組織の遂行力がなければ、組織の成果は出せないと話した。現在の政治を見ていると、組織遂行力というものがまったく見られない。燃料価格や食糧価格の高騰が深刻になり、経済の停滞が鮮明になる中で、すぐにでも対策を練らなくては日本の今後が危ないという状況である。にもかかわらず、日本の将来に向けて与野党が力を合わせるどころか、それぞれの利権獲得や派閥争いに忙しく何も遂行できていない。今の日本の政治状況は、遂行力がない組織、そのものである。
組織遂行力とは、「組織のゴールに向かってメンバー全員が一致協力して決めた戦術を実行し、成果を出し続ける力」である。今回は、組織遂行力が低下している組織について考える。まず、あなたの組織に遂行力があるかどうか、下記の項目をチェックしてほしい。
あなたの組織はいくつ当てはまっただろうか? 多ければ多いほど、組織遂行力のない組織である。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授