連載
» 2009年01月28日 08時00分 公開

日本企業を元気にするビジネスコーチングを問われるコーチング力【番外編】(2/2 ページ)

[細川馨(ビジネスコーチ),ITmedia]
前のページへ 1|2       

今こそエグゼクティブコーチングが必要だ

 世の中をご覧なさい。2007年の「今年の漢字」には「偽」という漢字が選ばれました。食品の賞味期限切れや耐震偽装問題など、消費者の信頼を裏切り、企業の信用を失墜させる問題が相次ぎ発覚しました。2008年を振り返っても、事故米や汚染された地下水を使っていた食品メーカーなど企業の不祥事は枚挙にいとまがありません。

 経営者が顧客や従業員の声に耳を傾け、自分がやっていることは間違っているのではないかと考えていたならば、多くは改善されていただろうと思います。経営者やリーダーたちの行動変革は欠かせなくなっています。

 そこで日本でも、経営者やリーダーの行動変革の手法であるエグゼクティブコーチングを取り入れることにより、企業のリーダーや組織を変えていくことが重要だと考えています。これによって、世界に通用する組織になり、日本の国全体も発展してほしいと願っています。

 そのためにはわたし自身も努力を惜しみません。日本の企業の方にエグゼクティブ、リーダー層の行動変革の必要性を伝えたいという思いを具体的な行動に移したのが、先のエグゼクティブコーチングの第一人者であるマーシャル・ゴールドスミス氏の来日です。

ゴールドスミス氏との出会い

 わたしがコーチングの活動を始めたころから彼の噂は聞いており、2007年5月にカナダのバンクーバーで行われた世界ビジネスコーチ協会*1のカンファレンスで初めてお会いしました。彼の講演を聞きワークショップに参加しました。彼の理念や思想に魅せられたためです。

「Life is short(生きているうちに、周りの人たちのためにいいことをしよう」」

 これが彼から発せられた強いメッセージでした。

 ゴールドスミス氏によると、コーチするのは顧客だけではありません。家族、友人、地域の人。自分にかかわった人すべてがコーチする(貢献する)対象となるそうです。

 周りに貢献できるからこそ、自分自身も「いま」を楽しむことができるというゴールドスミス氏からのメッセージは、エグゼクティブコーチという職業の枠を超えて、一人の人間としての力強い応援メッセージであるように感じました。     (談)


*1 世界ビジネスコーチ協会(Worldwide Association of Business Coaches:WABC)は、ビジネスコーチングを進化・発展させ、普及することを目的としている団体。マーシャル・ゴールドスミス氏がアドバイザーを務める

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆