ベネッセコーポレーションは、年間1000件を超える開発案件を効率的に管理するシステムを新たに構築し、本格稼働させた。
ベネッセコーポレーションは、プロジェクトを統合管理するシステムを構築し、6月に全面稼働を開始した。開発案件の管理をWebベースに切り替え、工程や予算の管理を効率化するのが狙い。システム構築を担当した新日鉄ソリューションズが8月6日に発表した。
新たに導入したプロジェクト管理システムは、開発案件の情報を一元的に管理できるため、すべての案件の進ちょくとメンバーの業務負荷を素早く把握できるようになった。案件に必要な要員の数や予算の管理、工期の再設定などを行うことで、プロジェクトの投資対効果の向上を目指す。
新システムの構築に当たり、日本CAのパッケージソフト「プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメントソリューションCA Clarity PPM」を導入。プロジェクト管理、リソース工数管理、投資分析などの機能が充実していることが採用の決め手になった。
システム構築を手掛けたのは新日鉄ソリューションズ。1月末にシステム構築に着手し、3月末に完了させた。試験期間を経て、6月から運用を開始している。
同社では、システムの企画や開発、運用などを合わせて年間1000件以上のプロジェクトが進行している。その進ちょく管理にはスプレッドシートを活用。案件の担当者が進ちょくを記入し、手作業でリポートを作成していた。案件の増加に伴いスプレッドシートの数も増えたことで、プロジェクト全体の工程や予算の管理に支障をきたしていた。
新システムの構築に伴い、各プロジェクトの情報をベネッセとシステム子会社のシンフォームで共有できるようになったため、案件管理が効率的に行えるようになった。
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明治学院大学 経済学部准教授