【第5回】ビジネス・インテリジェンス力を高め非連続な変化を先取り変革期をリードするIT経営者(3/4 ページ)

» 2010年08月23日 08時00分 公開
[加藤陽一(日本IBM),ITmedia]

モデル化、最適化の対象業務領域と活用事例

 既にさまざまな業務領域で第3段階のビジネス・インテリジェンスを適用し、ビジネス上の成果に結びつけた事例がでてきていますが、IBMでは特に効果が期待できる業務領域として、経営管理、SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)、CRM(顧客関係管理)、異常検知、コンテンツ管理の5領域を定義し、効果創出と前提として情報基盤の整備・構築が重要であるとしています。(図4)前段で挙げた航空会社における事例はCRM領域の事例の1つです。

図4.企業のバリューチェーンにおいてビジネス・インテリジェンス活用が有効な業務領域

これらの業務領域のうち、3つについて事例をご紹介します。

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