6. 信頼性
『チームは、メンバーが責務を果たし、優れた判断を下し、堅実に貢献することでうまく機能します。そしてさまざまな矛盾を取り除くことでチームメンバーの中で信頼を築くことができます。もし、メンバー同士がお互いを頼ることができなければ、チームは最大限の力を発揮することはできません。メンバーを頼りにする返礼として、自分に責任を課すようチームを導きましょう。個人として、またチームメンバーとして、自分の義務に従って行動するようにしてください。
1800年代中ごろ、米国は経済不況に見舞われました。ペンシルバニア州の財政を安定させる為に、議会は負債を無視することを決めました。オハイオ州の議会も同様な方策を検討しましたが、後に大統領選に立候補する、州議会議員であるステファン・ダグラスがこの案を耳にした時、重病を患っていたにもかかわらず、立法審議会にその案に反対するよう強く要求しました。そして、議会に負債を返すよう説得しました。こうして金融上の義務を果たしたオハイオ州は、将来、堅実に繁栄していく結果となったのです』
チームの中で自分の責務を必ず果たすことによって、ほかのメンバーもその返礼としてチームでの自分の役割を果たします。それが信頼性であり、メンバー全員を1つにまとめる力となります。この責任と信頼というものは、平素の人間関係においても、大切にしていかなければならないことだと思います。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授