グループで作業をする場合(特に会議のリーダーを務める場合)、気が付くと白熱した議論の炎の中にいることがよくあると思います。その炎は、会議の結果が予測不能な場合や多くの事が会議で下される決定にかかっている場合、あるいは議題が難しいまたは簡単に誤解されてしまうようなものである場合、燃え上がりやすくなります。
また、グループに失敗した経験があって疲弊していたり、チームメンバーが異論を受け入れなかったり、隠れた意図を持っていたり、あるいは性格や考えが大きく異なるメンバーが集められたりした場合、理性的でない感情も噴き出してしまいます。
そして、リーダーは非友好的な話し合いを抑制し、論争を止めさせようとしてしまいがちです。しかし、もしこのような難しい会議を賢く管理することができれば、意見の相違や混乱、さらには崩壊した状態すら、好ましい変化をもたらす要素になり得るのです。
心を開き続けることで、チームメンバーが心地よさを覚え、本当に思っていることを安心して共有することができると感じてもらえるような空気を作り出すことができます。衝突や理性のない感情の大きなエネルギーを生産的で革新的な力に変える事のできる、「火消し役」としての自分の役割をまっとうすることに集中することが重要です。
まずは会議が台無しになる原因から分析しています。誰もが貴重な会議の時間を無駄にしたくないはずですが、ふとしたきっかけで結果が予測不能になったり、決定に時間がかかるといった原因のいくつかを取り上げています。それを理解するとその解決策も見えてくるのではないでしょうか?
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授