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» 2011年06月15日 07時00分 公開

海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点:明瞭さと冷静さ、そして勇気を持ってヒートアップした会議をまとめる方法 (4/5)

[エグゼクティブブックサマリー,ITmedia]
エグゼクティブブックサマリー

炎の中に立つための6つの方法

 状況が緊迫して来たら、次の6つの方法でその熱に対抗することができます。

「熱」に対抗する6つの方法とは?

 1、自己認識を持つ

 緊迫した話し合いの進行役を務めることは、自分個人の問題や敏感な「ホットボタン」が議論を煽らなくても、十分に困難な事です。このような困難を避けるには、自分自身のことをよく知っている必要があります。ホットボタンが自分の反応を決定すること、そしてその反応は必ずしも自分の置かれた状況に適しているとは限らないことを認識して下さい。

 自分の人生の中で忘れられないほど衝撃的だった瞬間を思い出すことで、自分の中の繊細な部分を明確にして下さい。そうすることでもし誰かがあなたの感情の引き金を引こうとしても、それに備えることができます。それができなければ、ホットボタンを押すような攻撃的な言葉や態度を取られた場合、脳は「闘争・逃走モード」に入り、否定的な感情、思考、あるいは感覚から自分自身を守ろうとしてしまいます。

 そうなると、言い争いをしたり、かたくなな態度を取ったり、あるいは自己中心的になったりしてしまいます。そのような反応を示すことで精神的に楽になるかもしれませんが、チームが必要とするリーダーシップを提供する能力は損なわれてしまいます。

 例えば、もし誰かの発言で不快な思いをしたからといって、話の途中でその発言者を黙らせてしまった場合、他のチームメンバーが批判するかもしれません。そして、それによってあなたは羞恥心を煽られ、言葉を失くしてしまうでしょう。

 より高い自己認識を持つと言うことは、不適切な反応を制御する能力を持つと言う事です。そのためには、まず、自分の最も強力な反応の原因となる人や状況に注意し、そのような反応を取りそうだと感じた時の自分の振舞いを観察して下さい。

 また、そのような反応を引き出したと考えられる過去の経験を考慮し、今の問題を違った角度から解釈する方法を探して下さい。新しい解釈によって、違った感情が生まれるかもしれません。

 2、今この瞬間のことを考える

 「もし自分がもっと賢かったら、○○すべきだったのに、○○できたのに、○○したのに」といった思いにとらわれてはいけません。今、目の前にある状況に集中する力を削ぐような心の声は無視して下さい。

 次のような訓練を行って下さい。当たりさわりのない状況、例えば喫茶店や公園にいる人を観察して下さい。そして、今この瞬間に意識を集中させて下さい。今起こっていること、自分が見ているもの、聞こえてくるものに意識を集中させて下さい。もし異なる思考が頭の中に入ってきたら、また「今の瞬間」に意識を戻して下さい。そして、リーダーあるいは会議の進行役として意識を集中させることがどのように役立つか考えて下さい。

 3、偏見のない心を持つ

 自分の意見と異なるから、あるいは自分の方が知識を持っているからといった理由で他人のアイディアを却下すると、リーダーとしての能力を損なわせてしまいます。広い心を持つには自分の無知を認めることが重要です。「知りません」と言い、それによって起こる自分の肉体的および感情的反応に注意して下さい。

 それと同時に、反対意見に興味を持つことも大切です。また、常に正しくある必要はありません。進行役の仕事は参加者から学び、彼らを導くことだからです。偏見を持たない心を持つには、まったく気に入らない意見を持ったテレビあるいはラジオのコメンテーターの話を30分間聞いて訓練して下さい。そのコメンテーターの意見が誤りであることを証明しようとするのではなく、そのような考えを持つ理由を知るために自分ならどのような質問をするか考えて下さい。

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