ヤフーとアスクルが資本・業務提携し、ヤフーはアスクルの筆頭株主に。ヤフーの集客力とアスクルの物流ノウハウを組み合わせ、EC事業を強化する。
ヤフーとアスクルは4月27日、資本・業務提携すると発表した。アスクルが実施する第三者割当増資をヤフーが引き受け、ヤフーはアスクルの筆頭株主になる。ヤフーの強力な集客力と決済機能、アスクルの物流・通販ノウハウを組み合わせ、EC事業で優位なポジションを確立する。
アスクルは5月20日払い込みで総額330億円の第三者割当増資を実施し、ヤフーが全額引き受ける。ヤフーはアスクルの発行済み株式の42.47%を保有する筆頭株主になる。アスクルは266億円を物流拠点を新設する資金に、残りを情報システム整備に充てる計画。
アスクルが手がけるオフィス用品などB2B向け通信販売業界は競争が激化しており、アスクルはB2C向け通販に2010年に参入したものの、集客力拡大が課題だった。提携でYahoo!JAPANの集客力と決済機能を活用、「Yahoo!ショッピング」で生活用品などをそろえる中核事業者として両社で通販事業を展開していく。
ヤフーも一般消費者向け商品を広くそろえることが可能になり、アスクルの物流ノウハウも活用してEC事業の強化につなげる。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授