東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
コーヒーが日本に伝わったのは江戸時代といわれています。当初は、その味と香りがなかなか受け入れられなかったそうですが、明治時代の終わり頃から喫茶店も多く登場し、日本にもコーヒー文化が根付いてきました。そして今もなお、時代の移り変わりとともに日本のコーヒー、カフェ文化は独自の進化を遂げています。ここでは、星の数ほどある東京のカフェのなかから、一押しのカフェを紹介します。
まずは、「チョコレイト ジーザス」というカフェを紹介しましょう。小説「ハリーポッター」の主人公ハリーがキングズクロス駅の9と4分の3番線から魔法の世界に行くように、浅草には幻想的かつガーリーな雰囲気のカフェへと続く1つの扉があります。目印は、フルタ靴店という色あせた古い看板。その下にある黄色の扉が入り口です。ピンクの壁にだまし絵のような床、無造作に重ねられたかわいらしいカップ。まるで、おとぎ話の中に迷い込んでしまったようなこの空間は、オーナーの平野千穂がDIYで作り上げました。メニューは、コーヒーやブレンドティーをはじめ、自家製のチーズケーキやスコーンなどを提供。優雅なティーパーティーを楽しみましょう。
蔵前にある「フロムアファー倉庫01」は木材倉庫だった場所を改装したカフェです。天井も高く、広々とした空間が特徴です。コーヒーや紅茶が注がれるカップは伊万里焼きで、その華やかさにもうっとり。季節の果物が用いられたタルトやケーキも一緒に味わってみてください。店内には、オーナーやスタッフが自由に持ち寄ったというさまざまなジャンルの本と雑誌があり、カフェ利用時に読むことも可能。鉱石や茶器、世界各国の切手などが並ぶ販売スペースも設けられているので、あわせてチェックしたいですね。蔵前もだんだんにぎやかになってきていますが、厩橋(うまやばし)を押上方面に渡ったエリアは静かで落ち着いた雰囲気なので、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
最後は、国立駅南口から10分ほど歩いたところにある「台形」を紹介します。土地の形が台形であることから、シンプルに台形と名付けられました。ドアを開けると、さまざまな古物が迎え入れてくれ、博物館のような空間が広がっています。ここで味わうべきは「キッシュロレーヌ」。カボチャがごろっと入っており、熱々でホクホクです。前菜として出てくるサラダも、具だくさんでうれしい限り。店主が葉物だけのサラダが好きでないという理由から、いろいろな具材をトッピングするようになったそうです。店内に飾られている古物や、料理を乗せている皿、椅子、テーブルなど、店内で使用しているものは基本的に購入ができます。
その他「東京、ベストカフェ50」では、東京で訪ねたいカフェを50軒紹介しています。一人じっくりとコーヒーに向き合いたい時はもちろん、友人との会話を楽しむ場や、街散策の休憩スポットとしてもぜひ足を運んでみてください。
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明治学院大学 経済学部准教授