京都市は19日、世界的な建築家の安藤忠雄さんから、平成8年に閉園した市立明倫幼稚園の建物を、児童向けの文化図書施設「こども本の森」として改修・整備し、市に寄贈する申し出を受けたと明らかにした。令和9年度に開館予定で、建設途中のものも含めて国内外で10施設目となる。
京都市は19日、世界的な建築家の安藤忠雄さんから、平成8年に閉園した市立明倫幼稚園(同市中京区)の建物を、児童向けの文化図書施設「こども本の森」として改修・整備し、市に寄贈する申し出を受けたと明らかにした。令和9年度に開館予定で、建設途中のものも含めて国内外で10施設目となる。
同日、市役所で発表会見に出席した安藤さんは「古い建物を生かすのが京都らしい。子供たちが本と自然、歴史と対話するような場所にしたい」と話した。
安藤さんは社会を支えていく子供たちが多くの本と出会い、考え悩むことで生き抜く力を身につけてほしいとの願いから、各地で「こども本の森」などを設計・整備し自治体に寄付する活動を展開。令和2年の大阪市を皮切りに神戸市や松山市などで7施設が開館し、北海道や台湾でも建設が進んでいる。
旧明倫幼稚園は昭和12年に地元の寄付で開園。床面積約460平方メートルの木造平屋建てで、約30年前に閉園した後は自治会館などとして使われていたが、耐震診断で倒壊の恐れが高いと診断を受け、現在は使用を中止している。京都市内中心部の四条烏丸交差点から徒歩5分と利便性の高い場所にあり、市は有効活用に向け検討を進めていた。
市などによると、安藤さんからは建物改修の設計・工事の寄付を受け、書籍や備品などは市が準備。こども本の森として開館した後は市が運営主体となる予定で今後、関連議案を市議会に提案するという。
安藤さんは会見で新施設のコンセプトを「明倫の寺子屋 希望の縁側で育む子どもたちの未来」とし、単なる図書館ではなく子供たちが伸び伸びと過ごせる居場所や地域の拠点にしたいと説明。松井孝治市長は「(市が)子育て環境日本一を目指す中、大阪や神戸に続いて『京都でも』と寄贈の申し出をいただき大変ありがたく思う」と謝意を示し、「(旧明倫幼稚園や周辺は)京都らしく、文化的な背景もある場所。親しまれる場所にしていきたい」と述べた。(杉侑里香)
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