ドイツで開かれた1936年ガルミッシュ・パルテンキルヘン冬季五輪。スキーの滑走競技は2つのストップウオッチを使い、スタートとゴールのタイムを紙に書いて算出していたという。それから90年が過ぎ、技術は飛躍的に進化。ミラノ・コルティナ冬季五輪では、公式記録を担うスイスの時計メーカー「オメガ」が人工知能(AI)や最先端の技術を用いて大会を支えている。
ドイツで開かれた1936年ガルミッシュ・パルテンキルヘン冬季五輪。スキーの滑走競技は2つのストップウオッチを使い、スタートとゴールのタイムを紙に書いて算出していたという。それから90年が過ぎ、技術は飛躍的に進化。ミラノ・コルティナ冬季五輪では、公式記録を担うスイスの時計メーカー「オメガ」が人工知能(AI)や最先端の技術を用いて大会を支えている。
スピードスケートはゴールラインにカメラを設置。選手がラインを越えた時点で1秒間に4万枚の画像を撮影し、より細かく正確なタイムの計測につなげている。これまでは1秒間に1万枚だったが、2024年のパリ五輪から4倍になった。
タイムの計測だけにとどまらない。レース時に選手がスケート靴の足首部分に巻いた機器により、速度などのデータを収集。選手やコーチに提供している。
フィギュアスケートではスタンドに設置された14台の赤いオメガカメラが選手を追う。AIが組み込まれたソフトで、ジャンプの高さや回転数にスピード、さらにブレードの角度まで測ることができる。テレビ放送で選手のジャンプがコマ送りになって映され、詳細なデータが掲示されているのは、オメガの技術があるからだという。まだ審判用のデータにはなっていないが、将来的には得点に反映されるべく、さらに開発を進めている。
オメガは1932年ロサンゼルス大会から五輪の公式記録計測を担っている。グループのオメガタイミング社のアラン・ゾブリスト最高経営責任者(CEO)は「ストップウオッチに始まり、1940年代後半から電子計時を導入した。現在はモーションセンサー、ポジショニングシステム、AIを活用し、アスリートがいかに素晴らしいかをお伝えしている。長い道のりで革新を重ねてきた」と胸を張る。今後も発展しながら、スポーツの歴史の時を刻んでいく。(大石豊佳、久保まりな)
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