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» 2015年07月16日 08時00分 UPDATE

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:なぜ文章力があるとビジネスは成功するのか? (1/2)

お客さまが満足してくれればリピータになり、口コミで広がりビジネスが拡大する。どうすればお客さまは満足してくれるのか。

[高橋フミアキ,ITmedia]

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」のバックナンバーへ。


 ビジネスは文章力が9割です。物やサービスが売り買いされる現場では、必ず文章が必要になるからです。顧客に企画書を提出するときも、集客のためのチラシを作成するときも、ホームページを作るときも、そこには文章があります。その文章が消費者の心をつかむものであれば、大きなお金が動くのです。それでは、ビジネスを成功させるために、どのような文章を書けばいいのかを話しましょう。

集客のための文章には○○をつけること

150716book.jpg 「言葉」を「お金」に換える文章術

 文章は集客に役立ちます。ホームページやチラシ、DMなどに消費者の心に響くような文章を書けば、おもしろいようにお客さまがやってくるのです。文章力ひとつで、その反応率は数段違ってきます。

 私の文章スクールに2年前から通ってくれている女性がいます。片づけの教室を運営していて、テレビ番組にも出演している有名人です。彼女の文章力は自分でも「しゃべるのは得意なんですけど、文章は苦手なんですよね」というくらい、それはそれはお粗末なものでした。しかし、今ではピカイチの文章家になりました。

 文脈は理路整然としていますし、平明で読みやすいのです。なにより、温かみのある人間性が行間からにじみ出てくるような文章を書くようになりました。

彼女はそうした文章をブログで発信したのです。ブログを書くにあたって、私はひとつアドバイスしました。「集客したいのなら、このことを忘れてはいけません」と、たったひとつのことを教えたのです。

 それは、文章に「エサ」をつけることです。エサというと、少し失礼ですので、言い換えますね。「お客さまが手に入れたいと思うものをイメージできるような文章を書くことです」それをひとことで言うと「エサをつける」ということです。

 彼女はそれをブログに書き続けました。すると、教室に生徒がどんどん申し込んでくるようになったのです。広告費はゼロ円です。いまでは、雑誌の連載記事を執筆するまでになり、その記事を見た読者が教室に来るという好循環が生まれました。

文章で顧客教育して成功した司法書士の話

 文章で顧客教育ができます。例えば、あなたがホームページ制作の仕事をしているとしましょう。お客さまと打ち合わせをしてページを作っていきます。写真画像や動画、文字を入れて作成していきます。ところが、作成段階で「ああでもない、こうでもない」といろいろ言ってきます。昨日、AじゃなくてBにしてくれと言ったくせに、「やっぱりAにしてくれ」と言ってきたりするのです。つまり、お客さまに振り回されてしまいます。

 ところが、事前に顧客教育をしておけば、そんなトラブルを防げます。「売れるホームページというのはこんな風にすればいいんですよ」と文章に書いて伝えておけばいいのです。お客さまは売れるホームページを作りたいわけですから、あなたの言う通りにするでしょう。

 私が文章のコンサルタントをしている司法書士の先生がいます。遺産相続をメインに扱っている事務所です。この先生は毎月ニュースレターを発行していて、私は見出しのつけ方や記事の企画などを提案しています。そこでアドバイスしているのは、「どうすれば相続がスムーズにいくかというノウハウを、手取り足取り、細かくステップにわけて説明するようにしてください」です。

 その事務所のお客さまは100%、そのニュースレターを読んでいますので、打ち合わせも短時間ですみますし、理解度も早いのです。その事務所は大きなトラブルもなく、売り上げはうなぎ上りです。

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