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» 2017年04月06日 07時06分 UPDATE

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:自分を変える 超時間術 (1/2)

まだまだあると思っていて、すぐになくなるのが時間。「時間がないので」と言い訳をしないために使い方を考えてみる。

[中谷彰宏,ITmedia]

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


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長時間労働から、超時間労働へ

『自分を変える 超時間術』

 「美術展に行ったら、チケットを買うだけで、3時間待ちだった」とこぼしている人がいます。こぼしながら、なかば自慢話にもなっています。

 ところが、これは自慢話になりません。

 本当に忙しくて、美術が好きな人は、展覧会が始まってすぐに行くからです。どんなに人気の展覧会も、最初のうちは、並ばずに入れます。普段から、展覧会に通う習慣のある人は、それを知っています。普段、通う習慣のない人は、話題になってから行くので、3時間待ちの列に並ぶことになるのです。

 「こんなに並んだ」と言うのは、「こんなに私は展覧会に行く習慣がない」と自白しているのと同じです。

 「こんなに遅くまで残業している」というのは、自慢ではなく「こんなに仕事ができない」と言っているのと同じです。

 長時間労働が評価される時代は終わりました。今は、超時間労働に変わったのです。

 美術展には、

(1)会期の長いもの

(2)会期の短いもの

の2通りがあります。

 変えられない人が見逃すのは、会期の長い美術展です。普通は、会期の短い美術展を見逃しがちです。会期が長いのに見逃すのは、「まだ大丈夫と思っていたら、終わっていた」となるからです。

 これは、クーポン券と同じです。使用期間が短いクーポン券は忘れずに使います。使用期間が1年もある食事券は、いざ使おうすると、「あ、先週で切れていた」とか、お店に行ってから「これ、切れています」と言われたりするのです。

 一番危ないのは、締切までの時間が長いものです。これは、永遠に終わらないし、チャンスを逃していくことが多いです。

 中谷塾でも、

「あの美術展、来週行くんです」

「毎週そう言っているよね」

「いや、期間がまだ長いから」

と、なかなか美術展に行かない人がいます。

 自分が何か企画を考える時も、締切の時間を長く取ると、なかなかできません。むしろ、できないまま終わってしまいます。準備がきっちりできるように期間を長く設けることは、かえってマイナス効果になるのです。

就活は、応募が早いほうが、合格率が高い。

 新卒でも転職でも、面接の申し込み期間は募集開始日から締切日までです。合格率は、応募する時期で、はっきり分かれます。早く申し込んだ人の合格率が高く、ギリギリに申し込んだ人の合格率は低いのです。

 その理由は2つあります。1つは、モチベーションの高い人は早く申し込みます。「熱意があります」と言って、ギリギリに申し込む人はおかしいです。

 普通は、熱意があれば早く申し込むものです。熱意があるのにギリギリ間に合うような申し込み方は、ありえません。

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