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» 2017年09月28日 07時28分 公開

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:考えて10分遅れるなら、考えずに1秒でも速い方がいい (1/2)

ああしたい、こうしたいと思っていてもそれは脳の中で起こっていることであって、あなたが超能力者でない限り、実際には何も起こらない。全ては行動だ。

[野呂エイシロウ,ITmedia]

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


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『考えなくてもうまくいく人の習慣』

 「売り上げが上がらないかな?」

 「営業がうまくいかないかな?」

 「企画が通らないかな?」

と思っていても、それは脳の中で起こっていることであって、あなたが超能力者でない限り、実際には何も起こりません。

 それって「宝くじ当たらないかな?」と思っているのと同じです。宝くじが当たる方法は非常に簡単です。それは、「一枚でも多く宝くじを買うこと」。1枚よりも2枚買えば、当選は倍の確率になります。

 祈ったり、考えたりするだけ無駄です。1枚でも多く宝くじを買うという「行動」が成功への第一歩です。

 そう、全ては行動です。

 「売り上げが上がらないかな?」と考えていても無駄です。だったら、1件でも多く電話をしたり営業をしたりした方がいいのです。

 「こんなことを言ったら相手が嫌な気持ちにならないか?」と考えてもそれは無駄です。なぜなら相手の正確な気持ちはあなたには100年たっても分からないからです。

 分からないなら気にせずにどんどん進めればいいのです。恋人や家族に嫌われるのは嫌かもしれませんが、しょせんは仕事相手です。嫌われるかもしれませんが、どんどん提案を出しましょう。気にせずに進めばいいのです。

 ボクは営業に行って殺されたり、殴られたりした人を知りません。せいぜい嫌みを言われるだけです。

 実は、ボクも以前は気にしていました。

 でも「お願いのメール」や「企画の提案」などを行ってみると意外にも迷惑ではなく、「いいじゃん」と進めることができるのです。先ほども、ある上場企業の取締役にメールをしたらすぐに返答が来ました。「面白いかも。プレゼンに来ない?」ということでした。

 そう、そんなことなのです。気にしないことです。次々と進めればそれでいいのです。相手のことを考えずに自分がやりたいことをメールや電話で伝えてみましょう。

 「よくそんな勇気がありますね」と言われますが、それは「考えるのをやめた」からです。考えていると、どんどん人は不安になってきます。タイミングを見て頑張ろうと思うだけ無駄です。タイミングを考えずにすぐに進めましょう。

 1秒でも早くやれば気が楽になります。

 大リーガーのバッターが、ピッチャーがボールを投げてから考えることはしません。0.4秒でキャッチャーのミットに届いてしまうので、反射的にバットを振るしかありません。「こんなふうにバットを振ると」などと考えている時間はありません。

 それよりも先に振ってしまったほうが望ましいのです。反射神経です。仕事も反射神経でできるようになると非常に便利です。どんどん速度を上げることができます。

 「失敗してしまった? どうしよう」と思うかもしれません。でも考えても失敗するときは失敗するし、しないときはしません。

 ボクは自分のコンサルタント業をER、緊急救命室だと思っています。常に30社近いクライアントをかかえ、送られてきたメールに次々と返信し、どんどん問題解決をしていきます。緊急の手術を毎日16時間やっている気分です。

 メールに嫌なことが書いてあっても気にしないことが一番です。たかが文字です。とにかく、嫌なことを脳から追い出すのです。殴られはしません。

 意外と時間を使ってしまうのがSNSです。でも時間の無駄です。ボクはやっているようで、毎日15分程度と決めています。なぜならすぐに時間が過ぎてしまうからです。

 それは非常によろしくないと思います。時間の無駄です。ボクらは毎日24時間しかありません。そのうち6時間は睡眠です。ですから、残りは18時間。そのうちボクが全力で仕事ができるのはせいぜい16時間程度。週に7日間働いても100時間程度しかありません。そんな貴重な時間を奪われたくはありません。

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