西武HDと西武鉄道、2000人が使う社内ポータルを構築SharePoint、Exchangeで

西武ホールディングスと西武鉄道は、SharePointとExchangeを使い、社内の情報共有を進めるポータルサイトを構築した。従業員2000人の情報伝達やスケジュール共有に役立てている。

» 2009年04月22日 17時08分 公開
[ITmedia]

 西武ホールディングスと西武鉄道は、約2000人の従業員が利用する社内のポータルサイトを開設した。業務の情報を共有する基盤システムとして構築を進めた。システムの導入を支援した伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が4月22日に発表した。

 2社は、それぞれが運用していた社内通達などの文書配信システムを新システムに移行。2社の各部門から情報を発信、共有できるポータルサイトを作った。電子メールとスケジューラー(予定表)も統合し、従業員同士の電子メールのやりとりや会議の招集を円滑に進められるようにした。

 開設したポータルサイトのシステム構成は、企業向けコンテンツ管理ソフト「Microsoft Office SharePoint Server」とグループウェア「Microsoft Exchange Server」。

 「通常Exchange Serverを使う場合はOutlookを併用することが多く、ライセンスを購入する必要がある。今回は機能を限定して使うことを視野に入れたため、(Outlookを導入する)ライセンス費を削減できた」(CTC広報)という。

 CTCは西武鉄道内に検証環境を作り、サイト設計の支援や利用方法の教育などを手掛けた。構築期間は2008年7〜10月の3カ月。その後テスト運用を進め、4月1日に稼働を開始した。現在、西部ホールディングスと西武鉄道の全従業員約2000人が同ポータルを使っている。

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