どんな交渉でも必ず分析を行い、それぞれの交渉にあった戦略を決める、交渉力を身に付けるためには、交渉の過程や流れを自分でコントロールする。
この記事は、洋書配信サービス「エグゼクティブブックサマリー」から記事提供を受け、抜粋を掲載したものです。サービスを運営するストラテジィエレメントのコンサルタント、鬼塚俊宏氏が中心となり、独自の視点で解説します。
この要約書から学べること
本書はハーバードビジネススクール助教授である、マイケル・ワトキンス氏から、効果的な交渉戦略の思考フレームを学べます。「画期的」というと、強力な宣伝タイトルのように思えるかもしれませんが、アメリカ国内では、ビジネス交渉のテクニックは、あらゆる本でカバーされており、本書はそれらのデータを丁寧にまとめたものになっています。ワトキンス氏は、複数グループによる交渉に着目し、交渉グループ同士が力を合わせることの大切さを説いています。
また、2グループによる交渉に影響を与える外的要因や状況的要因なども提供しています。ワトキンス氏の明瞭な面白いスタイルは、交渉に関する実に重々しい学術文献に優ったものであり、大きな進歩を遂げています。本書を最大限に活用するためには、まず本文を熟読し、そして何より、交渉テクニックを実践していくことです。さまざまな交渉に席で本書を活用されることをお勧めします。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授