あなたの会社でも毎日会議があり、ネガティブなイメージを持っている人も多いだろう。そんな会議が面白く好きになるためには?
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
絶好調のTBSの人気ドラマ「下町ロケット」(池井戸潤 原作)でも、会議のシーンが数多く登場します。中小企業の町工場の会議。そして、大企業の会議。意見を交わし合う会議から一方的に命令される会議まで、いろんな会議が登場します。会議好きのボクは、「なるほど?」とテクニックを盗んでいます。
え、会議が好き? 驚かないでください。確かに……
「ああ、明日の会議で発言させられたら嫌だなあ」
「だいたい時間が長すぎるんだよ」
「何とか欠席する方法はないものか」
もしかして、あなたも、会議に対してネガティブなイメージを持っていますか? 会議が始まる前から憂鬱で、中止になったらとってもラッキー。会議の最中には「早く終わってくれ」とばかり願っている……。
ボク的に本当は会議ってとても面白いものなのですが、いったいどうしてこんなことになっているのでしょう。
アーチェリー大会のような会議では、参加者一人ひとりは「いかに自分がほかの人よりいいことを言うか」に注力することになります。当然、雰囲気は殺伐としたものになりがちです。
ボクは、「会議はバレーボールだ」と思っています。チームが一丸となってボールを拾い、いかに相手側に強烈なスパイクを打ち込むか。それが問われるのが会議です。
アイディアであるボールが、途中あちこちに飛んでいってしまってもそれを拾い、チームの雰囲気がネガティブになりそうだったら声を掛け合って盛り上げる。そして、一緒に勝利を目指すのです。
参加者は全員同じチームの仲間であり、こちら側のコートに立っています。競い合う相手は、ネットの向こう側にいるライバル他社です。チーム内に倒すべき敵がいるのではありません。
バレーボールで得点が入るのは、スパイクを決めた人の力によるだけでなく、そこまでボールをつないで、いいトスが上がったからです。つまり、あなたのライバルである同僚がいい意見を言ったなら、それはあなたにとっても勝利のチャンスだというわけです。
バレーボールは、野球のように攻めと守りが分かれていません。こちらの守りのミスがそのまま相手の攻撃材料となります。だから、参加者は全員、一時たりともボールから目を離すことは許されません。
そんな緊張感ある会議が大切です。
仕事をしていると、「仕事ができる人」と「イマイチな人」に評価が分かれていきます。そして、それに応じて出世する人とそうでない人が明らかになってきます。
評価のポイントは「僕が」「私が」のスタンドプレーではないということです。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授