何かを決める時、後で予想外の問題に遭遇しないためにも、「意見の不一致」が必要。その場にいるすべての人が、異議なく異論なく考えが一致することはあり得ない。
繁栄している企業のトップは、必ず誰かの力を借りて成功している。ドラッカーが残した5つの質問に対する答えを経営チームで出し合い、議論を通じて、共通の考えを作り出してほしい。
「言った、言わない」など意思疎通の不足から、時には信用を損ね人の心情に傷をつけ、仕事を破壊してしまうことがある。
トップマネジメントチームに必要なのは、仲の良さではなく仕事振りの良さだ。共に仕事をする以上、尊重し合わなければならないが尊敬し合う必要はない。
先にお伺いをたてないと進めない習慣が組織の文化になっていくと、組織は成果をあげる力を失っていく。
社長に聞いてみないと分からない……。社長の了解がないとできない……。ボードメンバーからこのような発言が出てくる状況は、かなり深刻だ。経営チームを機能させるにはどうすればいいのか。
早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授