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» 2012年03月30日 08時00分 UPDATE

グローバル時代のスマートリーダー術――100人の経営層から:まわりを味方に付けた人が成功する――共に学び、共に創る (1/2)

成功している人は、多くの仲間を巻き込み、思いやり、仲間が活躍できる場を提供している。自分1人で成功しているわけではない。

[林正愛(アマプロ),ITmedia]

 周囲に、あの人はうまくいっている感じる人がいませんか。いろいろな仕事を任されたり、何かと相談されたり、人望があるとでもいいましょうか。そのような人に共通することは何でしょうか。

 それは、自分1人で成功しているわけではなく、「まわりを味方に付けている」ということではないかと思います。多くの仲間を巻き込み、彼らを思いやり、仲間が活躍できる場を提供しながら、自分の成功を手に入れています。共に学び、共に創る、を実践しているのです。

何かできることはありませんか

 「何かできることはありませんか?」

 フランスで修業を積み、ある業界でとても活躍している人の言葉です。フランスのとある場所で働き始めたとき、率直にまわりの人に「何かできることはありませんか?」と質問したそうです。仕事を始めたばかりのときは何をしたらいいのか分からないもの。まして海外では、待っていても誰かが手持ち無沙汰にしている自分に気付いて、仕事をくれるということはありえません。

 自分から「何かできることはありませんか?」と質問することで、「それならこれをやって、あれをやって」と言われ、依頼されたことをしっかりと実行することで少しずつ認められ、さらに新しい仕事を任されるようになり、評価されていったそうです。

 考えてみるとこの質問は、わたしたちの日々の仕事の上でもとても役立つのではないでしょうか。お客さまに「わたしどもが何かできることはありませんか?」と聞いてみる。部下やまわりの人に「わたしができることはありませんか?」と聞く。とても単純ですが、案外できていないのではないでしょうか。

 グローバルな時代は自分から何かできることを見つけていかなければいけない。しかし、だからこそ何か相手の役に立ちたいと思うなら、「何かできることはありませんか?」と自ら聞いていく。それがとても大切なのではないでしょうか。

いかに人を巻き込めるか―特別会員権を渡す

 この人は信頼できると思ったら「特別会員権」を渡している人がいます。「この人は信頼できる、そう思った人から何かを頼まれた場合、たとえ自分の仕事と関係がなかったり、時間が取られて面倒くさいと思えることがあっても、全力で応じるようにしています。そうすることで、逆にわたしがその人に相談することがあったとき、本当に親身になって話を聞いてくれますし期待以上のものを返してくれます」

 見返りは求めない。最初から見返りを求めて行動するのではなく、この人のために役に立ちたいと思って全力で取り組む。それがどこかでとてもいい形で返ってくることもあるのです。

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