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» 2013年02月14日 08時00分 UPDATE

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:求められるセルフマネジメント! 挫けない行動がリーダーを強くする (1/2)

現代の日本企業のリーダーは、多くのマネジメントの悩みを抱えている。そこで求められるのは、挫折経験から学び、成長する力、つまり「挫けない力」をどう形成するか。

[石田 淳,ITmedia]

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」のバックナンバーへ。


 近年の企業市場は閉塞感が漂い、日本の終身雇用の象徴だった大企業でさえリストラを行う時代になった。大手企業の人事部の方は、雑談の中で「うちだって10年後に生き残っているかどうかは分からない」と言った。そんな話をあちこちでよく聞く。

130214book.jpg 挫けない力

 わたしは今までに多くの日本企業で、研修やセミナー、個別コンサルタントなどを通し、人材教育や業務改善を行ってきた。各企業やチーム、組織において、いかにこの悪循環を断ち切り、生き残るためにはどうするか。

 現状を乗り換える「行動」が不可欠になる。そこでポイントを2つ紹介したい。

 1つ目は、仕事上におけるリーダーとして、会社の掲げる目標や経営の意向をどう実現させるか、が大切になる。そこにはリーダーの力が問われる。ただ現代の環境で、ハツラツと輝いて活躍するリーダーになるのは至難なこと。当然ながら、行動しなければ現状打破はできない。ただし、勘違いしてはいけないのは本来、輝くリーダーは育成するものではなく、本人が輝こうとしてなるべきもので、そのためには普段からの「自己の向上」が必要になる。

 わたしの提唱する「行動科学マネジメント」は、自分ひとりで目標を立て、意欲的に働きながら、自分で考え行動できる自立型の人間を育てることを目指す。またビジネスシーンはもちろん、生活習慣の形成にも大きな効果を発揮し、「科学」なので再現性がある。

では、この時代を生き抜くにはどうすればいいか。その鍵はセルフマネジメント(=毎日のよい習慣作り)にある。よく聞く話だと思うが、欧米社会のマネジャーたちは過度の肥満や喫煙習慣があると、セルフマネジメントができていないとみなされ一般的には評価を下げられる。グローバル化が進む今、日本企業においてもセルフマネジメントは強く問われる。したがって、これからのリーダーたるものは当然、自己の管理や向上が大事になる。

 そこで今回、自らの経験も踏まえ、これからのビジネスパーソンのあり方を本書「挫けない力」にまとめた。わたしの知る限りでは、ほとんどの社長が大変な挫折経験をして、むしろそこから学んで成長し、閉塞した状況を打ち破ってビジネスを成功に導いている。

 よって、問題なのは「挫ける」こと自体ではない。今の自分の能力では解決できそうにない高いハードルが現れた時、どう対処できるかが問われている。しなやかな「挫けない力」を持っていれば、トライアル&エラーを繰り返しながら、どんなハードルも乗り越えていくことができるはずだ。

 この逆境の時代、ビジネスパーソンに求められているのは「挫けない力」だとわたしは思っている。自分が変われば、状況は確実に変わっていく。あとは行動あるのみ。本書では、「挫けない力」を身につけるための45のポイントを6つのテーマに分けて紹介している。テーマ(序章を含め7つ)は以下の通り。

序章:誰もが挫折、逆境を経験して強くなる

1章:なぜ、エンデュラス系スポーツが仕事に生きるのか

2章:挫けない「心」作り

3章:挫けない「体」作り

4章:挫けない「継続法」

5章:もう一度、挫けないために

対談:「挫けない」から得られる喜びと自信

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