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» 2014年08月07日 08時00分 UPDATE

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:「本物の勉強法」──「試験」「仕事」に、一生使える勉強法 (1/2)

「必殺技」は存在しないが「効率的で王道の勉強法」は存在する。これを実現できれば才能に関係なく、仕事でも大きな成果が得られる。

[白川 敬裕,ITmedia]

 この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。


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 弁護士の白川敬裕です。

 本稿では、「試験」にも「仕事」にも、一生使える勉強法の王道である「本物の勉強法」について、話してみたいと思います。

勉強に「必殺技」は存在しないが、「効率的で王道の勉強法」は存在する

140806book.jpg 「本物の勉強法」

 勉強には、地道な努力が必要です。

 こういうことを言うとガックリする人もいるかもしれませんが、実は、「手っ取り早く成果を出す必殺技的な勉強法」といったものは、この世に存在しません。ですが、無理や無駄を省いた「効率的で王道の勉強法」というものは、存在します。

 私が難関試験に合格できたのは、「効率的で王道の勉強法」を見つけ、愚直に、地道に、堅実に、実践した結果なのです。数々の「難関試験」に挑んできた経験から、「勉強には、“3つの力”が必要である」と考えています。

  • 勉強に必要な3つの力

1、感情:「やる気をコントロールする力」

2、戦略:「計画を立てて継続する力」

3、思考:「自分の頭で深く考える力」


感情:「やる気をコントロールする力」

 誰にとっても勉強は面倒だし、努力するのは苦しいし、楽しいものではありません。だから、ついサボりたくなってしまいます。

 どうすれば、「勉強をしよう」という気になれるのか……。

 どうしたら勉強が楽しくなるのか……。

 私は、「落ちこぼれになりたくないという劣等感(感情)」と、「自分は天才ではないというコンプレックス」をポジティブに利用できたからこそ、人よりも長い時間、集中して机に向かうことができました。

 勉強をしていると、思ったような結果が出ずに落ち込んだり、行き詰ったり、伸び悩んだり、集中力が途切れたりしてしまうことが、誰にでもあると思います。もちろん、私にも、たくさんありました。

 そんなときでも、うまく「感情」をコントロールできれば、やる気を維持することができます。感情を上手にコントロールできれば、「重圧に負けない強い精神力」を身に付けることができるでしょう。そして何よりも大切なことは「勉強が楽しくなる」ということなのです。

戦略:「計画を立てて継続する力」

 やみくもに教科書を読んでも、目的もなく予備校に通っても、試験に合格することはできません。勉強は、「戦略」を立てて、計画的に進めていくべきです。

 「試験に合格すること」が目標なのであれば、「自分に与えられた時間(試験までの期間)は、どれだけあるのか」「自分の学力と、合格に必要な学力には、どれだけ差があるのか」を検討する必要があるでしょう。

 そうしなければ、「いつまでに、何を、どれくらい勉強すれば合格できるのか」、その道筋がわかりません。そこで私は、戦略を「長期戦略」「短期戦略」「1Day戦略」で考えました。

 「大学受験」を例にすれば、「東京大学に現役で合格する」ためにどれぐらいの勉強量が必要か、計画を立てることが「長期戦略」です。長期戦略を立てると、勉強に対する継続力や集中力を維持しやすくなります。

 一方で、「定期テストや模擬試験で自分の実力をチェックするための勉強計画」が「短期戦略」です。高校時代の私は、定期試験の2週間前に計画表をつくり、「全教科を最低5回以上繰り返して勉強する」ことを心がけていました。

 短期戦略を設定すると、基礎を繰り返して勉強できるので、しっかりした記憶をつくることができます。そして、その「短期戦略」を、1日の中でどのような勉強をするのかという「1Day戦略」に落とし込んでいくのです。

 「いつまでに、何を、どれくらい勉強すればいいのか」を把握しておけば、勉強の習熟度はあきらかに加速するでしょう。時間も、人間の能力も、有限です。だからこそ、無駄にはできません。戦略を立てて、効率的に勉強を進める必要があるのです。

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