夏の電力不足対策として家庭にも15%の節電を求められることになった。具体的には何をすればいいのか──政府の「家庭の節電メニュー」によると、最も効果が高いのは「エアコン切って扇風機」だ。
政府が夏の電力不足対策を正式決定し、家庭にも平日午前9時〜午後8時の時間帯に15%の節電を促すことになった。実際にどうすれば15%の節電ができるのか──資源エネルギー庁がまとめた「家庭の節電メニュー」によると、一番手っ取り早いのはエアコンをオフにして扇風機を使うことで、一気に50%を削減できる計算だ。
資料によると、夏の午後2時ごろ、在宅世帯の平均消費電力は約1200ワット。そのうちエアコンが53%を占めている。外出中の世帯でも、冷蔵庫などで平均約340ワットを消費している。
家庭の節電にインパクトがあるのはエアコン利用を節約すること。「無理のない範囲でエアコンを消して、扇風機を使う」ことで50%の節電が可能で、「室温を28度に設定」で10%、「すだれやよしずで窓の日差しを和らげる」で冷房効率を上げることで10%の節電が可能という。ただ、「エアコンの控え過ぎによる熱中症などに気をつけて、無理のない範囲で節電しましょう」とも。
冷蔵庫の設定を「強」から「中」に変え、扉を開ける時間をできるだけ減らすなどの工夫で2%、テレビの画面を省エネモードに設定し、必要な時以外は消すようにすれば2%──など、この合計が15%になれば目標達成、ということになる。
政府は今後、節電対策メニューの周知を進めるほか、メディアによる節電への呼びかけ、参加型の国民運動などで節電意識を高めていく考えだ。
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明治学院大学 経済学部准教授