変化の激しいこの時代、ビジネスの継続、拡大にイノベーションが必要だといわれている。それは分かるが、ではどうすればイノベーションが起きるのか。イノベーションが起きる7つの機会とは。
「戦略が確実に実行され、業績が上がる組織の動かし方」に焦点を当てて、これまで第1ステップから第5ステップに分けてお話ししてきたが、今回は最後に「戦略を実行してイノベーションを起こす」について話す。
変化の激しいこの時代。イノベーションがとても大切だといわれる。戦略を実行することでイノベーションを起こす組織に変わらないといけない。イノベーションはどのように起きるだろうか。イノベーションは次のような機会によってもたらされるとわたしは考えている。
1、予期せぬこと(予期せぬ成功・失敗・出来事)
こうなるだろうと予想していたことに反する事実が起きたとき、それはイノベーションの種になる。成功した場合も失敗した場合も、その原因が何かを突き止めることで見えてくる。
2、現実にあるものと、かくあるべきものとのギャップ
こうあるべきと思っているのに現実はそうなっていない。そのギャップに注目することでイノベーションが生まれる。
3、ニーズ
お客様のニーズがないところにイノベーションは生まれない。とことんニーズは何かを突き止める。
4、産業と市場の構造変化
外部環境の変化も大きな影響を持つ。例えば、法律の改正などがあった場合には産業構造が変わり、大きなイノベーションが起きる可能性が高い。
5、人口の変化
日本は人口減少の時代を迎えているが、アジアをはじめとした新興国は人口が増大にあり、マーケットが広がっている。人口が増える/減ることでこれまでのビジネスモデルが通用しなくなり、新たな方向性を考えていかなければいけない。そこにはイノベーションの種が生まれる。
6、認識の変化(ものの見方・感じ方・意味の変化)
パソコンは一部のマニアの人が持つもの、という認識があったら、今やそれは欠かせないものになり、一家に一台持つものになっている。人々の認識の変化はイノベーションをもたらす。
7、発明発見による新知識
LEDなど、新しい発見によってもたらされた新知識はイノベーションを起こす。
イノベーションのヒントはどこにあるだろうか。わたしはお客様の「不」に着目することだと考えている。
1、不足
2、不経済
3、不便
4、不安
5、不快
6、不満
お客さまが不足していると感じているものはないだろうか。不経済、もっと効率よくできるものがあるのではないか。不便と感じていること、不安に感じていること、不快に感じていること、不満に思っていることはないだろうか。
これらを解消するために、自分たちが何を提供できるかを考えることで、イノベーションが生まれてくる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上
早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授