世界142カ国で活躍する何十万人もの営業マンのなかで世界第2位の売り上げを上げることができた秘訣とは。
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」バックナンバーへ。
「この成約率って本当ですか?」と言ってくる人の目は疑心に満ちています。(だって、98%なんて、そんなに決まるはずないじゃん)という心の声が聞こえてきそうです。
そうです。確かに新規100人のお客さんに会ってそのうちの98人が50万以上の商品を即決で買ってくれたなんていうと、営業を普通にやっている人からすれば嘘みたいな数字になってしまいます。今から思うと、私自身もあれは夢だったのじゃないかと思ってしまうくらいです。
しかし、本に嘘を書くことはできません。実際に私は(自分で言うのもなんですが)このばかみたいにすごいアベレージを継続して、世界142カ国で活躍する何十万人もの営業マンのなかで世界第2位の売り上げを上げることができたのです。人から数字をもらったり、「枕」と言われることをする勇気もなくごくごくまっとうに真面目にコツコツやってきた結果なのです。まさに事実なのです。
実のところこの本(98%成約率の秘訣)を執筆するにあたっては、8年間も悩みました。私は「売れる営業に変わるセミナー」を10年間実施しており、その内容を出してしまうことは自分で自分の首を絞めるようなことだったからです。
でも、出した。それは(書くときれいごとになってしまうんだけど)営業をきちんと学んだことのない人があまりに多い事実を知って、もっと正しいノウハウを学べば 信じられないくらいに、売り上げが倍増するのになと心から思ったからです。
私は強引に売り付けたり、がるる……と獲物を狙ったみたいな営業をいまだにやっている営業マンを見ると悲しくなります。嫌われて辛くなっていく先行きしか見えないからです。それに、断っても断ってもかけてくるしつこい電話営業をし続ける人や、ウェブも見てないのに「御社のウエブをみて」とコピペだけでメールしてくるパターン化された営業マンに出会うと、ため息がでるわけです。
そんなことやっても売れないし、効率も悪いし、そもそも営業が嫌になってしまうのに時間がもったいないだけなのです。
ちなみに日本中に824万人(総務省統計2009年のデーター。また営業を国は販売従事者としています)という営業に携わる人がいますが、パレートの法則80:20の原理に基づくと、そのうち659万人がやってもやっても売れないという辛い営業をして、辞めていくことを繰り返しています。稼げていないし、楽しくない人たちです。
前置きが長いと怒られそうですが、営業ができれば、学歴関係なく収入を上げることができるし、定年退職しても稼げる現場が用意されます。
そして、会社の売り上げが倍になれば、どれだけ多くの人が幸せになるのか、どれだけ日本が潤うのか、循環してどれだけたくさんの人が救われるのか、と考えると、その可能性の蓋をあけることが自分にできるんじゃないかと思ったのです。(そんな思いもあり11月21日に「営業マンフェス」という日本初のイベントを開催します)
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授