立ち飲みするタイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

» 2017年11月07日 07時14分 公開

 角打ちという言葉にはもともと「升に入った酒をそのまま飲む」という意味がありました。今では、酒を販売する店の一角でアルコールを楽しむことを指す場合が多く、小売価格で酒やつまみを味わえるのが特徴です。店の個性を感じさせるつまみや、酒屋ならではのこだわりの1杯を楽しめるのも魅力の1つ。ここでは、日本酒やワイン、クラフトビールに力を入れた、ネオ角打ちと呼ばれる新しいスタイルの店を中心に角打ちスポットを厳選して紹介します。

まるで秘密基地のような雰囲気

 まずは、ディープな飲み屋であふれる門前仲町に2011年にオープンした「角打せ・ぼん」を紹介しましょう。倉庫をリノベーションした同店は、まるで秘密基地のような雰囲気。「而今(じこん)」や「花陽浴(はなあび)」など、手に入りづらい銘柄をそろえ、日本酒好きの常連を日々驚かせています。日本酒は1杯500円ほどで、アイガモのスモークや、シューマイ、塩辛などのつまみも用意しています。フレンドリーな店主をはじめ、知り合った客同士が仲良く飲んでいるのが印象的な一軒です。

約100年続く老舗の酒屋

 次に紹介するのは、明治通りに面した場所にある「ジョリーズ(JOLLY’S)」。約100年続く老舗の酒屋ですが2016年5月にリニューアルを行い、広々としたウッド調の立ち飲みスペースと、地下にサウンドスタジオを併設した酒屋に生まれ変わりました。夕方になると、近隣で働くサラリーマンや、バックパッカーが集まる人気のスポット。店内で販売している全てのアルコールとスナックを小売価格で味わうことができます。フード類には特製のホットドッグとスパムむすびなども用意。アメリカのブルワリーのクラフトビール「LAGUNITAS IPA」や「LOST COAST」を上機嫌で楽しみましょう。

ワインを中心に日本酒やクラフトビールがそろう

 最後は、1933年にオープンした「出口屋」を紹介します。2008年のリニューアルで、立ち飲みスペースを併設した角打ち店になりました。ワインを中心に日本酒やクラフトビール、スナック類がそろいます。ワイン好きな店主は、個人農家の有機ワインを好んでそろえており、角打ちコーナではグラス1杯400円からワインを味わえるほか、日ごとにお薦めのチーズ(150円)などをカットして提供してくれます。ユニークな日本酒としては、オックスフォード大学卒業後、酒造家に転身したフィリップ・ハーバーの日本酒「玉川」もあります。出口屋は、生産者の顔や製法を詳しく学ぶにも最適な店といえるでしょう。

 その他の詳しい情報は「東京、角打ちスポット5選」で紹介しています。個性豊かな店で角打ちを楽しみましょう。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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