現代人は1日の約60%を座って過ごすとされ、なかでも日本人は座り時間が世界トップクラスというデータもある。座り方を変えるだけで仕事の効率もよくなるという。
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こんにちは。大正時代からつづく「仲野整體(せいたい)」の四代目、東京青山で院長を務める仲野孝明(なかの たかあき)です。
みなさんは座りながら、デスクワークをしていますか?
もし、最近なんだか不調だ……と感じているなら、マッサージではなく、運動でもなく、まずはその「座り方」を変える必要があります。
なぜならビジネスパーソンの大半が一日の多くを仕事に費やし、デスクに座っている時間が長いからです。現代人は1日の約60%を座って過ごすとされ、なかでも日本人は座り時間が世界トップクラスというデータもあります。
その長い時間を正しい姿勢で座れていれば、何も問題はありません。しかし私の経験上、正しく座れているなあと感心する人は、100人に1人くらいです。
つまり大多数の人が、悪い姿勢のまま多くの時間を過ごしているのです。そんな状態で筋トレやランニングをしても、残念ながら効果は薄く、けがをする恐れがあるくらいです。
仕事のパフォーマンスが上がり、しかも疲れない「最強の座り方」を伝授しましょう。ポイントは3つです。
1、目線の中心にモニターを合わせる
モニターが低く、目線が下がっている人がほとんど。この状態が続くと、どんどん猫背になっていきます。猫背は全ての不調の元凶といっても過言ではありません。
この姿勢から脱するために、まずはモニターの高さを上げモニターの高さを上げましょう。そのためには、専用の底上げの台、分厚い本を数冊重ねる、思い切って外付けアームを取り付けるのが手です。
これなら姿勢が正しい位置におさまりやすくなります。少し手間はかかりますが、効果絶大なのでぜひ試してみてください。
2、キーボードを手前に置く
書類や資料を手前に置き、キーボードをデスクの奥のほうに置いていませんか? これでは前かがみになり、胸がどんどん内側に閉じてしまいます。キーボードはできるだけ手前に置いて、常に胸を開くように意識しましょう。ひじが90度になるのがポイントです。
3、坐骨を立てる
坐骨とは骨盤のいちばん下にある2つの骨で、座ったときにお尻の下に手を入れるとゴリゴリと触れる部分。ここがちゃんと立つように座ります。
坐骨が寝た状態で座るのはNG。全身の疲労、不調につながり、仕事のパフォーマンスが下がります。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授