企業の英語公用語化元年といわれる2010年、さまざまな企業が英語への取り組みを発表した。何から始めればいいのかと途方に暮れているビジネスマンのための「えいごのつぼ」。
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
2010年は企業における英語公用語化元年、といわれています。
さまざまな企業が国内だけではなく海外に販売先を求めたり、人材や材料は海外から調達したり、という状態が進む中、英語はもはやビジネスのツールとして必須となっています。そうと分かっていても、なかなか英語を学び直すにも、どこから始めたらいいのだろう、と途方にくれているビジネスパーソンも少なくないのではないでしょうか。
とはいっても、英語は単なるツールです。自転車や車と同じようなものだ、と割り切って付き合うのでよいかと思います。自分の世界を「日本」と「日本語」だけに限定せずに、英語を多少でも使えるようになれば世界は広がります。英語に「乗る」つもりでむやみに英語教材を買ったり、英会話学校に何十万円も振り込んだりする前に、英語学習の本質に立ち返ってみましょう。仕事と同じで「つぼ」をしっかり押さえたい、というビジネスパーソンに英語の取り組みについて話したいと思います。
・英語コミュニケーションのつぼ
(1)力強い握手、
(2)丸暗記自己紹介は大きな声ではっきりと、
(3)そしてあいづちは「アーハ」
英語に限らず、ビジネスでは第一印象が大切です。海外の取引先が会社に来たり、こちらから海外を訪問したりしたときに特に気を付けたいのがこの3つのポイントです。
まずは力強く握手をして自己紹介をします。
日本人は体が触れる挨拶が普段からありませんから、慣れない方も多いと思いますが、自分が思っているより少し力強いかな、と思う程度がちょうどよいでしょう。
また初対面の自己紹介はいつも決まったことを言うと割り切って、事前に作成しておきましょう。丸暗記して、それを大きな声ではっきりと言うことがポイントです。英語に自信のない方は早口で、小声で話そうとしてしまい、相手に聞こえません。普段の日本語を話すよりも大きな声で、多少ゆっくりめに話すといいでしょう。
大きな声ではっきりと話せば、相手に聞き返されて「やっぱり自分の英語は通じていないんだ」と落ち込むリスクはだいぶ削減できます。それでも相手に聞き返されてしまったら、堂々ともう一度、丸暗記してきた自己紹介を言ってみましょう。ただ、聞こえていないから相手は聞き返したまでなので、相手が聞き取れる声の大きさとスピードにすれば通じやすくなります。
そして、ビジネスでは良い聞き役になることも大切です。「あなたの言うことをきちんと聞いていますよ」ということを表現するためにも、英語のあいづちを打ちましょう。英語のあいづちとは「A-ha = アーハ」です。これも、日本語にはないあいづちですので時々照れてしまって、無言で頭をぶんぶん振っている人を見掛けますが、静かで少し不気味な印象を与えてしまいます。英語になったら、英語のあいづちをしっかりと打ちましょう。「アーハ」と声に出すのがポイントです。
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明治学院大学 経済学部准教授