「環境問題」それは地球上に住む人々にとってもはや他人事ではない重要な問題。このまま何らかの施策を施さねば、近い未来には地球上で人類が生活できない状態にまでなる危機的状態が進行している事を忘れてはならない。
この記事は、洋書配信サービス「エグゼクティブブックサマリー」から記事提供を受け、抜粋を掲載したものです。サービスを運営するストラテジィエレメントのコンサルタント、鬼塚俊宏氏が中心となり、独自の視点で解説します。
この要約書から学べること
本書を読めば、科学者でなくても、気候変動の兆候を知ることができます。例えば今後、石油、石炭、ガスの燃焼により発生する温室効果ガスが大気中に溜まることで、更に気温が上がっていくでしょう。氷河や氷床も溶けはじめ、何百もの植物や動物は、暑さから逃れるために南極や北極に移動しています。
見聞の広い読者の方なら知っているでしょうが、もしこのまま地球温暖化が進めば、惨事を招くことになります。では、どうすればよいのでしょうか? 著者のマーヴィン・キングとテオドリーナ・レシドレンスカは、サスティナビリティと変化をもたらすための打開策や地球温暖化の課題やその影響に関する、非常に鋭い内容を本書で提供してくれています。ある意味、人類必見の書といっても過言ではないかもしれません。
「環境問題」それは地球上に住む人々にとってもはや他人事ではない重要な問題です。このまま何らかの施策を施さねば、近い未来には地球上で人類が生活できない状態にまでなる危機的状態が進行している事を忘れてはなりません。
そもそも、この問題は1万年前の農業革命で森林伐採に始まるとされています。森林の損失とともに裸になった土壌は風雨に侵食されそれが結果として農業衰退を招いたとも言われ、その後文明の進化は地球環境をじわじわと蝕んでいるのです。そして、現在に至る「地球温暖化」という深刻な問題の発端は、18世紀後半の産業革命によって大きく進行することとなります。
確かに、人類の生活はこれによって飛躍的に便利になりました。しかし、そのために、大量のCO2を大気中に排出をせねばならず、結果として、大気中のCO2濃度は上昇し、現在に至っています。これだけ深刻化している問題ではありますが、「地球温暖化」が、そしてCO2濃度の上昇がなぜ環境破壊につながるのか? 詳細を知らない人が意外と多いのも事実のようです。
本著では、この地球温暖化に焦点を当て、この現象が近未来われわれに及ぼす影響、そして、それを抑制するためにわれわれがするべきことについて明確に答えを出しています。もはや、世界中の一人一人に直面している課題です。是非、本書で正しい知識を深めて下さい。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授