日本発の文化「emoji」(絵文字)が米国でも浸透し始めているという。iOS 5で英語版でも絵文字キーボードを使えるようになったためだ。
日本発の文化「emoji」(絵文字)が米国でも浸透し始めていると、このほどNew York Timesが報じた。AppleがiOS 5の英語版でも絵文字キーボードを使えるようにしたためで、メールなどで「ちょっとした気持ち」を加えて伝えることができるとして米国ユーザーが使い始めているという。
iOS 5英語版では、設定によって絵文字用のキーボードが選択できるようになった。記事では友達とのやり取りに絵文字を使う学生や、9歳の子どもと絵文字入りメールでコミュニケーションしている39歳の法律家の男性を紹介。「会話で使われる身振り手振りのようなものだ」という米国のメディア研究者の見方を紹介している。
またこの研究者は、Appleが英語版で絵文字キーボードを使えるようにしたのは、iPhoneならではのモバイル文化を作りたいAppleのビジネス戦略に基づくものではないか、という。
ただ、絵文字は日本で生まれたもの。文化的背景の違いから、個々の絵文字の意味が西洋人に通じるとは限らない。絵文字にはラーメンや丼などもあるが、これは西洋ではピザほどなじみのあるものではない、と記事は指摘している。
絵文字は2010年10月、AppleとGoogleの提案によって文字コードの国際標準「Unicode 6.0」でサポートされた。
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