ビジネスの成功法則は「人脈」にあり、とは古今東西共通の認識だが、ソーシャル・ネットワーキングが急成長しているなか、知り合いの多さを成功だと勘違いしてはいないだろうか。本物のビジネス・リレーションシップを構築する手法とは?
この記事は、洋書配信サービス「エグゼクティブブックサマリー」から記事提供を受け、抜粋を掲載したものです。サービスを運営するストラテジィエレメントのコンサルタント、鬼塚俊宏氏が中心となり、独自の視点で解説します。
この要約書から学べること
ソーシャル・ネットワーキングが急成長する中、真正の互恵的人間関係を構築する術は衰えてきています。ゴードン・カーチス氏はこのジレンマを、ネットワークを構築する「適材適手法」というメソッドを使って解決しています。自分を助けてくれる「重要なイネーブラ」を特定し、コネを使って紹介してもらい、価値のあるものを提供することでその人達を自分の味方につけて下さい。
カーチス氏は、彼の手法を使えば、新しい仕事や投資資本の獲得、または売上の増加など、あらゆるビジネス目標を達成することができると保証しています。また、カーチス氏が受け持った顧客の実際の例を上げ「べき・べからず集」が提供されています。ここで取り上げる顧客はみな、人生を変えるような成功を収めています。カーチス氏の掲げる100%保証はうのみにできるものではありませんが、「有力な人脈」を得たいと思っている全ての人に、信頼できるネットワーク構築の基本をまとめた本書をお薦めします。
ビジネスの成功法則は「人脈」にあり! ということは古今東西共通といえるでしょう。いかに人的ネットワークを広げることが重要であるかとはいつもいわれていることです。とくに、インターネットの登場、ソーシャルメディアの普及は、人脈構築の上では非常に有効的なものであることは間違いありません。それゆえに、FacebookやTwitter、日本国内でいえば、ミクシイやグリーのようなソーシャルネットワークサービスにおいては、いかに、人とのつながりを増やすかということが重要な課題になっていることも事実です。逆を言えば、人を増やすビジネスすら立ちあがっている状況にあります。
しかし、それが本当にビジネスに結び付くかといえばそれはあり得ません。 そもそも「人脈」とはコミュニケーションから生まれるものであって、単に「知っている」というだけでは、成り立ちません。また、仮にコミュニケーションが取れているとしても、そこに自分の目標やミッションを共有してくれる人でなければそれがビジネスに結び付くことはないでしょう。意外と、そうした「人脈」作りについて誤解をしている人が多いのも事実です。
本書では、ネットワーク作りが非常に容易になったこの時代において、どのようにすることがビジネスに効果的なネットワーク作りであるのか? そしてどのように人脈を活用することが大切であるのかについて著述されています。
もし、ソーシャルメディアを利用しながらもうまくビジネスに結び付いていないという人は、是非読んでください。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授