米国には“ドレスフォーサクセス”という言葉がある。おしゃれのためではなく、成功するために装う。そう、まさに服装は政治なのです。
わたしはニューヨークの街の中で、大好きな場所があります。それは、ウォールストリートです。なぜならウォールストリートには、かっこいいと思う人達がたくさん歩いているからです。
カフェでコーヒーを飲んだり、ベンチに座ったりしながら通りを歩いている人達を見ていると、このかっこよさにはいくつかヒミツがある事に気づきます。
その内の一つが、歩き方です。ウォールストリートではさっそうと歩いている人がとても多いのです。その歩き方がなんともいえない、かっこよさを醸し出しているようです。
さっそうと歩くとは具体的にいうと、胸を張って、背筋を伸ばし、歩幅を大きく、やや快速なアレグレットのテンポで歩いているということです。歩き方というのはただ単に速い、とか遅いとかという、見た感じだけではなく、そこからその人のパーソナリティや仕事ぶり、暮らしぶりまでイメージさせてしまいます
また本人はさっそうと歩いているつもりでも、他の人から見ると、セカセカと歩いているように、見えてしまっている場合もあります。ではどうすれば、かっこよくさっそうとした感じで歩けるのか。細かいポイントはたくさんありますが、大きなコツは2つです。
1つ目は外見で、歩幅を小さく、速く歩くと、確かにテンポは速くなるのですが、あせってセカセカとあわただしく歩いているように見えます。一歩一歩の歩幅を大きく取りましょう。
2つ目のコツは内面で、歩く時にかっこよく歩くご自分の姿をイメージしてみて下さい。例えばさっそうという言葉だったり、頭の中で「Take5」のような軽快な音楽をかけるとか。ここはスポットライトを浴びたステージだというような場所のイメージを持つとか、自分に合った方法で歩いてみてください。イメージするだけで歩き方はずいぶん変わります。
もちろんのんびり、ゆったり歩くのも、とても楽しいものです。ただシーンによって、さっそうと歩く事ができる、どうやったらそう見えるかを知っているという事はとても大事です。今日からさっそうと、風を切って爽やかに歩きましょう!!
大里千春(Chiharu Ohsato)
イメージストラテジスト。エグゼクティブコーチ。
4歳からピアノを始める。そのまま音楽の道に進み、講師としてのべ2000人以上の生徒への教育の実績を積む。コーチングに出合い、音楽のキャリアに終止符を打ち独立。自らの体験から人生が大きく変わるきっかけとなった、コーチングとイメージストラテジングをその職業に選ぶ。ニューヨークにてイメージ関係のスキルを幅広く学び、ICF国際コーチ連盟ACC認定コーチ、AICI国際イメージコンサルタント協会認定イメージコンサルタントの資格を取得。
主にエグゼクティブを対象にパーソナルコーチング、組織内の関係性をデザインするリレーションシップコーチング、またイメージ戦略コンサルティング、セミナーを行うことにより、ビジネスでの成功を導いている。人が自分自身の深い部分とつながり、誇りを取り戻し大きな力で限界を超えていく姿に、コーチ、イメージストラテジストとしてサポートができることに限りない喜びを感じている。著書「優れたリーダーが実践するイメージチェンジ成功法」日本経済新聞出版社。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授