残暑は肉で乗り切るタイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

» 2012年08月21日 08時00分 公開
[東谷彰子(タイムアウト東京),ITmedia]

 残暑厳しい1週間になるようですね。こう暑いと食欲もなくなりがちですが、食べずに夏を乗り切ることはできません。今週タイムアウト東京がオススメするのは、夏に食べたい肉を提供する2店です。

 まずは、8月22日にグランドオープンする「USHIGORO Bambina」。恵比寿南交差点近く、通りを一本入った路地に店を構えた焼肉店です。西麻布に本店を構える「焼肉うしごろ」がプロデュースする店で、「黒毛和牛とワイ ンをリーズナブルに!」をコンセプトに、フードメニューを500円から提供しています。

 安かろう悪かろうに反し、ハツを塩と胡麻油で和えた「ハツムンチ」や、サガリの部位 を使った「うしごろユッケ・塩」は鮮度抜群。焼き物には、「ミスジ」や「イチボ」「カメノコ」などの部位をはじめ、「マルチョウ」や「上 ミノ」などのホルモン系も揃っています。

 タイムアウト東京のフードエディターのオススメメニューは、脂の少ない赤身の「カメノコ」で、さっと表面を炙る程度の火入れで、肉の旨さがしっかり堪能できます。肉ばかり食べていてはいけません。途中で野菜も食べたいものですが、「パ クチーサラダ」や「トマトナムル」など、箸休めにちょうどいい野菜のおつまみも充実しています。種類豊富に揃うイタリアワインはいずれもボトル2,900円とリーズナブルで、肉好き・ワイン好きには嬉しい店のオープンです。

 続いては、たくさんの焼肉店が集う新大久保から「サムスンネ」をご紹介します。新大久保駅から歩いて5分ほど、マンションの1階にある家族経営の韓国料理店です。合鴨を使った料理や、韓国の家庭料理の数々を楽しむことができます。とくにおすすめしたいのは「合鴨の塩焼き」。熱した鉄板で合鴨の胸肉を香ばしく焼き、酢漬けにしたダイコンで巻いて食べる一品です。

 口に入れると、パリッとしたダイコンの爽やかな 酸味と鴨の脂の風味が合わさり、なんともいえない味わい。この他、たっぷりのシュンギク、ネギ、リンゴ、ゆでたツブ貝を、コチュジャンベースの辛いタレで 和えた「つぶ貝和え物」や、体にじんわり染み渡っていく優しい味わいの「干し明太スープ」など、いずれも外れがありません。夜は予約してから行ったほうが安心なお店です。

 タイムアウトバジェット:「USHIGORO Bambina」ハツムンチ、パクチーサラダなど500円から、「サムスンネ」合鴨の塩焼きは1人前1,500円。

 「サムスンネ」では、合鴨を大根でまいて食べますが、野菜と一緒に食べると、食欲が落ちる時期でもぐっと食べやすくなります。夏バテ知らずでお過ごしください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 コンテンツ・ディレクター 東谷彰子

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界35都市に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えのもと、日本の優れたヒト・モノ・コト・コンテンツ・サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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