これから生きていくうえで大事なものはなんだろうか? 世界中の優れたビジネス書から得る知識、知見、考え方、生きる姿勢、最新のビジネスモデルは助けとなるだろう。
この記事は「経営者JP」の企画協力を受けております。
ビジネス書の著者たちによる連載コーナー「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術」のバックナンバーへ。
本書は長年ビジネス書を研究し、実践してきた僕が「明日から使える世界のビジネス書」を100冊セレクトし、あらすじと名著である理由を解説。さらにはミシュランのように★評価もしている。
これまで僕はデビュー作の「成功本50冊「勝ち抜け」案内」(光文社)から始まり、「お金持ちになれるマネー本厳選50冊」(講談社)、「モテ本案内51」(ディスカヴァートゥエンティワン)「2分でわかるビジネス名著100冊のエッセンス」など、ビジネス書、マネー・投資本、恋愛・モテ本など多くのジャンルの本の書評をしてきた。現在は小学館「DIME」でも書評を担当している。今回のジャンルは、「海外ビジネス書」だ。
紹介している主な本は、「7つの習慣」「思考は現実化する」「人を動かす」「ザ・プロフィット」「EQ リーダーシップ」「フラット化する社会」「銃・病原菌・鉄」などの名著から始まり、「リーン・イン」「MAKERS」「ワーク・シフト」「スタンフォードの自分を変える教室」「ビジネスモデル・ジェネレーション」「グレイトフルデッドにマーケティングを学ぶ」「スティーブ・ジョブズ」「これからの「正義」の話をしよう」「ハーバードの人生を変える授業」など2010年以降発売の新しい本が多いのが特徴となっている。
これら「海外ビジネス書」100冊を(1)ビジネス理論 Theory、(2)自己啓発 Self-Help、(3)経営者・マネジメント Management、(4)哲学 PHOLOSOPHY、(5)古典中の古典 Classics、(6)投資Investment の6ジャンルに分類し解説した。
本書ではざっくり言って、1冊の本に書かれている真実の量は1%程度だと結論づけている。つまり200ページの本であれば、2ページの自分にとって役立つ知識が吸収されれば十分なのだ。
したがってこの本では、筆者が厳選した「100冊のビジネス書」をジャンル分けしたうえで、内容を1%で要約し、「本書から得るべき真実」を抽出した。海外のビジネス書だから1冊1500円以上はするし、400ページを超えるような大部も多い。
本書は全体約200ページで定価1300円だが、この中に15万円分相当の「真実の知識」がぎっしり詰まっており、極めてコストパフォーマンスが高い1冊であることは間違いない。
自分で言うのもなんだが、過去の本も含め僕の本は読者にとって極めてコストパフォーマンスが高い本が多く、裏返すと著者である自分自身にとっては、時給や労働生産性を計算してはいけない1冊ばかりである。
ようは採算度外視の仕事ばかりなのだが、なぜ僕はそんなことをしているのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上
早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授