米Facebookは10月8日(現地時間)、「Like(日本では「いいね!」)」以外の6種類のボタンを追加するテストを開始したと発表した。追加するのはハート型の「Love」、顔文字の「Haha」「Yay」「Wow」「Sad」「Angry」で、Facebookはこれらを「Reactions」と名付けた。
いいね!は、友達の投稿に1クリック(タップ)で共感を示せる機能。コメントを入力せずに手軽に共感を示せるので、特に文字入力が面倒なモバイルで便利だ。だが、不幸な報告や行政への不満の表明などに対して使うのには違和感があるので「Dislike(よくないね!)」ボタンが欲しいというリクエストが多数寄せられていたと、マーク・ザッカーバーグCEOは語った。
同氏は「よくないね!ボタンではないが、Reactionsで皆さんは喜びと熱狂に加え、悲しみや同情を示せるようになった」と説明する。
Reactionsを使うには、モバイルではボタンを長押しする(PCではボタンにカーソルを合わせる)とReactionsの一覧が表示されるので、そこからいずれかのボタンを選ぶ。
Reactionsの使用履歴は、いいね!と同様にユーザーのニュースフィードの表示に反映されていく。とはいえ、「悲しみ」を選んだユーザーに悲しい投稿ばかり表示するわけにもいかないので、反映方法は高度なものになりそうだ。Facebookはテストで反映方法を研究していくとしている。
ReactionsはFacebookページにも影響を与える。ページオーナーは、「インサイト」でReactionsの種類別データをチェックできるようになる見込みだ。
Reactionsのテストは同日からアイルランドとスペインでスタートする。この2カ国のユーザーはすべてのFacebook投稿に反応できるからという(恐らく日本のように投稿数が多くないのでニュースフィードで埋もれてしまう投稿がないという意味だろう)。
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