日本がグローバルに徹底的に遅れている要因のひとつにツールの活用があります。グローバルのカンファレンスに参加してみて大きな驚きは、必ず多くのツールメーカーのブースが並んでいること。そのいくつかを紹介する。
第2回:ビジネスアナリシスの知識体系BABOKガイドとは(前編)
第3回:ビジネスアナリシスの知識体系BABOKガイドとは(後編)
第7回:戦略と実行の橋渡し、ビジネスアーキテクチャの役割――デジタル時代を生き抜く、企業の新しい羅針盤
第8回目は「ビジネスアナリシスツールの紹介」です。
日本がグローバルに徹底的に遅れている要因のひとつにツールの活用があります。日本の多くのIT開発の現場ではワード、エクセル、PPTが今でも主流です。
グローバルのカンファレンスに参加してみて大きな驚きは、カンファレンスの展示会場には必ず多くのツールメーカーのブースが並んでいます。まずそのいくつかを紹介します。
展示会場では多くのツールベンダーが所狭しと会場を埋めています。写真はデジタル・トランスフォーメーション全体を支援するツールです。残念ながら日本でのサポートはまだのようです。最新の強力なツールが日本に進出してくれないのは残念です。それだけ日本がグローバルから取り残されているようで、大変気掛かりです。
BPMS(ビジネスプロセス・マネジメント システム)として定評のあるiGrafixです。日本でもサードパーティによりサポートされています。
Sparkling Logic社は、意思決定モデルの最新ツールをデモしています。ビジネスルールと、データから導き出される情報との組み合わせを行い、自動化、分析、改善・予測を支援します。
それでは日本で入手可能なビジネスアナリシス・ツールをいくつか紹介します。
UML(Unified Modeling Language)用のモデリングツールとして定評があります。UML、BPMNなど標準的なシステムモデリングを支援してくれます。
上図はトレーサビリティを表示しています。ステークホルダー要求とソリューション要求間の関係も一目瞭然です。詳細はスパークスシステムズのWebサイトを参照ください。
要求のトレーサビリティを可視化してくれるツールです。ある要求の変更が他のどこの変更に影響を及ぼすのかグラフィカルに表示してくれます。また要求属性の管理をしてくれます。属性として優先順位を設定しておけば、優先順位の大きさに応じてソートしてくれますので、実装時に大変便利です。詳細は要求管理ツールRaQuestのWebサイトを参照ください。
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早稲田大学商学学術院教授
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明治学院大学 経済学部准教授