日本生命保険は28日、再生医療の産業化を目指す未来医療国際拠点「中之島クロス」内に、ライフサイエンス(生命科学)分野の起業支援拠点を設置すると発表した。
日本生命保険は28日、再生医療の産業化を目指す未来医療国際拠点「中之島クロス」(大阪市北区)内に、ライフサイエンス(生命科学)分野の起業支援拠点を設置すると発表した。同社がこうした施設を運営するのは初めて。起業支援を手がける米国の企業と協業し、入居者にスタートアップ(新興企業)支援プログラムなどを実施する。
施設名は「イノベーションキャンパス」とし、中之島クロスの8、9階に来春の開業を予定する。計約3100平方メートルのフロアに、大小さまざまの123個室や、入居者らが作業スペースを共有する「コワーキングスペース」、会議室、キッチンなどを備える。
スタートアップを中心に大学や自治体、投資家、企業が一つの場所に集まって交流する施設を目指す。一般的な賃貸オフィスとは異なり、利用契約を結ぶことで、光熱費やインターネット接続費などを気にせずに施設や備品を使うことができるため、資金力の乏しい初期段階の起業家にはメリットがある。
運営にあたっては、世界的に企業支援を手がけてきた米ケンブリッジ・イノベーション・センター(マサチューセッツ州)と連携。施設にはライフサイエンス分野を中心に専門性の高いスタッフが常駐するほか、起業家と投資家を結び付けるイベントや海外展開のプログラムの実施などで、スタートアップの成長を支援する。
4月13日に開幕する大阪・関西万博も健康・医療分野をテーマにしていることから、万博に参加するスタートアップや専門家らにも、施設の入居や利用をアピールしていく。(井上浩平)
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