世界的映画監督たちの展示タイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

» 2012年05月22日 08時00分 公開
[東谷彰子(タイムアウト東京),ITmedia]

 新緑の季節に、代々木公園で開催されるイベントを2週にわたって紹介してきましたが、今週は少しアカデミックに、世界的映画監督に関する展示を紹介します。

 まずは、北野武 凱旋「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展」です。2010年3月から9月まで、6カ月にわたってパリで開催された同展が、日本で凱旋開催されます。“コメディアン・ビートたけし”“世界的映画監督・北野武”など、さまざまな顔がありますが、現代アーティスト“BEAT TAKESHI KITANO”として描いた作品が日本国内で初めて展示されています。

 4月13日から東京オペラシティアートギャラリーで開催されているので、もう見た方もいるかもしれませんが、動物のカバと魚のランチュウがひとつになった「カバ ランチュウ」など、不思議で楽しい作品がたくさん。1994年のバイク事故以降、リハビリを兼ねて描き始めたという絵は非常に色鮮やかで、「ペンキ屋だったおやじの影響だ」と本人が語っている。9月2日までなので、ぜひ期間中に足を運んでください。

 続いては、渋谷ヒカリエ8階のスペース、8/ART GALLERY/Tomio Koyama Galleryで開催される「デヴィッド・リンチ展」です。「ツイン・ピークス」「マルホランド・ドライブ」などで知られる映画監督デヴィッド・リンチですが、日本では1991年、東京の東高現代美術館にてペインティングとドローイングの展覧会を開催するなど、映画のみならず、絵画や写真、アニメーションや立体作品など、さまざまな方法で独自の表現活動を続けています。

 今回の展示では、水彩、ドローイング、リトグラフを中心とした、デヴィッド・リンチの最近の作品が紹介されることになっています。開催は少し先ですが、2012年6月27日(水)から7月23日(月)までです。

 タイムアウトバジェット:「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展」大人当日券1300円、「デヴィッド・リンチ展」入場無料

 アート作品を楽しむ際、両監督の映画を改めて見るのも楽しそうです。繰り返し見た映画作品にも、新たな気づきがありそうです。

著者プロフィール:タイムアウト東京 コンテンツ・ディレクター 東谷彰子

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界35都市に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えのもと、日本の優れたヒト・モノ・コト・コンテンツ・サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

根来龍之

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

小尾敏夫

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

郡山史郎

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

西野弘

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

森田正隆

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆