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» 2012年07月27日 08時00分 UPDATE

服装は政治だ:どんなふうに話しているか

米国には「ドレスフォーサクセス」という言葉があります。おしゃれのためではなく、成功するために装う。そう、まさに服装は政治なのです。

[大里千春,ITmedia]

 ある人物を思い浮かべてください。友人でも会社の人でも誰でもいいです。次にその人が、何か話しているところを思い浮かべてください。その人がよく口にする言葉はなんですか? どのような言い方ですか? 声のトーンは?

 イメージを作っている大切な部品の一つに口癖があります。イメージを具体的にしていく時、この口ぐせも重要な鍵です。

 例えば、

 「難しいよね」

 「ま、そんなもんだよ」

 「面白いね」

 「まずはやってみよう」

 「まかせて」

 「健康が一番だよ」

 こうやって書いてみても、そこから色んな人物像がイメージできます。

 例えば伝えたいイメージが「フレンドリー」「楽観的」などの場合、いつも「やっぱり難しいよ」が口癖で、ボソボソと聞こえにくい声で人の目を見ないで話すという感じではなかなかそういうイメージは伝わりにくいものです。

 この場合、飾らないひらがな言葉で、温かみのある声で、「まあ、上手くいくよ」と話す人の方がそのようなイメージを持たれやすいでしょう。どんなに服装を変えても、写真でみると強いリーダーシップをとれそうな人なのに会って話すと、なんかフニャフニャした話し方をする人だとガッカリしてしまいます。

 わざとギャップを狙っているのでない限り、伝えるイメージは一致させる必要があります。

 まずは自分がよく口にする言葉を知る。自分で気付いている場合もありますし、例えば、家族とか友達とか、気の置けない人達に聞いてみます。「ねえ、僕よく何って言ってる?」

 その答えが、実は自分の今の状態を表していたりします。口癖で一番影響を受けるのは、自分自身であり、自分の未来です。何度も何度も自分に言い聞かせることによりセルフイメージを作ってしまうからです。

 自分が伝えようとしているイメージに合うメッセージはどんなものですか? それをどんな声で話すといいでしょう? 明るい感じ?落ち着いた低めの声? 歯切れよく?重厚に?

 鏡を見ながら試してみてください。

著者プロフィール

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大里千春(Chiharu Ohsato)

イメージストラテジスト。エグゼクティブコーチ。

4歳からピアノを始める。そのまま音楽の道に進み、講師としてのべ2000人以上の生徒への教育の実績を積む。コーチングに出合い、音楽のキャリアに終止符を打ち独立。自らの体験から人生が大きく変わるきっかけとなった、コーチングとイメージストラテジングをその職業に選ぶ。ニューヨークにてイメージ関係のスキルを幅広く学び、ICF国際コーチ連盟ACC認定コーチ、AICI国際イメージコンサルタント協会認定イメージコンサルタントの資格を取得。

主にエグゼクティブを対象にパーソナルコーチング、組織内の関係性をデザインするリレーションシップコーチング、またイメージ戦略コンサルティング、セミナーを行うことにより、ビジネスでの成功を導いている。人が自分自身の深い部分とつながり、誇りを取り戻し大きな力で限界を超えていく姿に、コーチ、イメージストラテジストとしてサポートができることに限りない喜びを感じている。著書「優れたリーダーが実践するイメージチェンジ成功法」日本経済新聞出版社。


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