東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
靴下にタオル、器、箸など、生活が豊かになる良質な「暮らしの道具」を揃える「musubi」。国立という落ち着いたエリアに店を構える同店は、ゆったりと温かな空気が流れる居心地の良い店です。しかし、訪れる客を笑顔にさせているのはそれだけではありません。同店では、トトという愛らしい看板猫が日々仕事に励んでいるのです。
大きな身体が印象的なトトですが、性格は突如テレビから流れてきたオペラにもビクッとするほどの怖がり。しかし、幼いころは今よりも臆病だったようで家に来たばかりのときには便器のメンテナンススペースに一晩中隠れてしまったこともあったそうです。そして、このエピソードが彼の人生に大きく関係することに。そう、名前です。その隠れた便器のメーカーというのがTOTOであったことから、彼はトトと名付けられたのです。また、「ご飯」、「可愛い」、「トト」、「カツオ」という言葉は理解しているほどカツオが大好物。この日も「トト、カツオ食べるか?」という言葉に何度も反応していました。取材を頑張ったご褒美として特別にカツオを貰った際には、「どうして今カツオが出てくるのだろう」と若干の不信感を持ちながらも美味しそうにカツオを食べていました。
そして、親友はオーストラリアからやってきたぬいぐるみのウォンバットで彼とはベットで一緒に寝るほどの仲です。トトの餌や水が置かれているところにポロっとウォンバットが置かれていることも多々あり、彼がひっそりと親友に餌を分け与えている様子も伺えます。なんて人情厚いのでしょう。また、皆が外出して店に1匹になったときには「寂しいよー!」と初めはアピールするものの、その後は窓からじっと外を見つめしっかりと店番をする働きぶり。ときには店の一角で寝ているなんてマイペースなところもあるが、これもご愛嬌です。来店客が来たら店に降りて行ったり、喋ることが大好きだったりと、まさに接客向きな看板猫です。
トトについての詳しい情報は、こちらの記事「パブリックキャット 第26回」で紹介しています。最近は暑さのため2階で休憩をしていることも多かったのですが、これから涼しくなるにつれて店先に立つことも増えてくることでしょう。仕事に励む彼にぜひ会いに行ってみてください。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授