東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
1804年創業の老舗の和菓子屋、松崎煎餅がのんびりとした空気の流れる松陰神社通り商店街にオープンしました。創業当初の「街のおせんべい屋さん」という存在に立ち戻り、また、松崎煎餅の和菓子をもっと多くの人に知ってもらおうという思いから、カフェスタイルの新業態としてこの街に出店したそう。
店内に入ると、物販とカフェスペースに分かれており、カフェスペースでは、フードと甘味のメニューがあります。おすすすめは、料理研究家の稲垣晴代が主催するフードユニット「MOMOE」の1日15食限定のランチプレート。MOMOEの料理は、化学調味料を使わず、有機野菜を使用することにこだわり、見た目も鮮やかで美しいのが特徴です。「お惣菜7種盛り定食」は、野菜をふんだんに使い、素材本来の良さがいかされた繊細な味付けのプレートでした。
看板商品の瓦煎餅「三味胴(しゃみどう)」とコーヒーがセットになったメニューもあります。この一見意外な組み合わせの相性の良さは、副社長の松崎宗平が気に入っていることからメニューになりました。コーヒー豆は、スペシャリティコーヒーショップ「THE FIVE BEANS」のものを使用し、ハンドドリップで丁寧に淹れてくれます。
そして、「地域密着」をひとつのテーマにしている同店では、子ども連れが多い同エリアの特性に配慮し、ベビーカーが通れるスロープの設置や、トイレのスペースを広くとるなどの工夫が施されています。また、親子で参加可能な瓦煎餅に絵付けをするワークショップなども今後開催し、地域との繋がりを深めていくようです。
そのほか「松陰神社通り商店街に、カフェスタイルの松崎煎餅がオープン」の記事では豊富な写真とお店の魅力を伝えています。
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明治学院大学 経済学部准教授