コンシューマー・デバイス、エンタテイメント・デバイス、そのほかの組み込みITシステムではフラッシュ・メモリが広く使われていますが、フラッシュ・メモリはサーバ/クライアント・コンピュータのストレージ階層に新たなレイヤを提供し、スペース、熱、パフォーマンスおよび耐久性の面で大きなメリットをもたらします。サーバおよびPCのメイン・メモリであるRAMとは違い、フラッシュ・メモリはたとえ電源が切られた場合でも持続性があります。
このため、フラッシュ・メモリは、電源が切られたり再起動されたりした場合でも情報を保持することが求められるディスク・ドライブに近いといえます。コストの観点から見た場合、単にフラッシュからソリッド・ステート・ディスク・ドライブを作成することで、この価値あるスペースにファイルまたは全ボリュームのすべてのデータを置くことができます。一方、ファイル・システムの一部ではなく明示的にアドレスを指定した新しいレイヤでは、フラッシュ・メモリが提供するパフォーマンスと持続性の組み合わせが求められる、影響力の大きな情報の項目のみを格納できます。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授