米調査会社のGartnerが、企業・組織にとって戦略的な重要性を持つテクノロジーのトップ10を発表した。1位はクラウドコンピューティング、2位にはiPadなどを含むモバイル・アプリケーションおよびメディア・タブレットが入った。
米調査会社のGartnerが、企業・組織にとって戦略的な重要性を持つテクノロジーのトップ10を発表した。1位はクラウドコンピューティング、2位にはiPadなどを含むモバイル・アプリケーションおよびメディア・タブレットが入った。10位以内には、ソーシャルにかかわる技術が多く入っているのが特徴となった。情報システムのクラウドへの転換や、ソーシャルアプリケーションの仕組みが企業で採用されるという最近の流れを反映したものとなっており、ユーザー企業が今後のIT活用を考える上で1つの参考になる。
トップ10は上位から順に以下の通り。コメントはガートナー発表のもの。
クラウドコンピューティングは、オープンなパブリック環境から閉じられた(クローズド)プライベート環境までを幅広く網羅しています。今後3年間は、これらパブリックとプライベートの範囲内で幅広いクラウドサービスアプローチが提供されるでしょう。ベンダー各社は、自社のパブリッククラウドサービス、テクノロジー(ソフトウェアかハードウェア、またはその両方)およびメソドロジ(すなわちサービスを構築し実行するベスト・プラクティス)を、ユーザーが社内に実装可能な形式でパッケージ化したプライベートクラウド商品の提供を加速させるでしょう。また多くのベンダーは、クラウド・サービスの導入環境を遠隔管理するためのマネジメントサービスも提供するでしょう。2012年までに、大規模企業では継続的なクラウドソーシングを判断し管理するためのダイナミックなソーシング・チームが確立されるとガートナーは見ています。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授