東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
浅草駅から浅草寺を抜けた先にある閑静なかいわい「観音裏」。かつて花街として栄えたこのエリアには、今は数えるほどになった料亭や、当時の面影を残す建物、当時からの味を代々引き継いできた店などが点在している他、最近では新たにビストロやカフェがオープンし、下町情緒を感じさせる街に新しい魅力を加えています。今回、飲食店を中心にこのエリアを案内してくれたのは、観音裏に18年暮らすデザイナーの村手景子。「つやがある街」と村手が称する観音裏へと誘いましょう。
まずは、2017年4月にオープンしたビストロの「ペタンク」を紹介します。オーナーシェフは、銀座のワインバーグレープ・ガンボ(閉店)、ワインショップ&ダイナーフジマル浅草橋店などでシェフを務めた山田武志。カウンター8席のマイクロビストロという、客とダイレクトにコミュニケーションができるスタイルも魅力です。ペタンクを訪れる誘い文句は、「うまいチューリップ唐揚げとウフマヨの店に行こう」で決まり。30代以上の舌にはノスタルジックであろうチューリップ唐揚げと、正統派フランス料理のシンプルなウフマヨは、ほとんどの客がオーダーするメニューだといいます。
次に紹介するのは、住宅街にひっそりとたたずむ「カフェつむぐり」。まさに「隠れ家」という言葉が似合う古民家カフェで、店主の室伏将成が、自ら築70年の廃屋を改装しました。おすすめは、「季節のフルーツサンド」。ほどよい甘さのクリームは、甘酒がアクセントになっています。店内には段差や急な階段があるため、残念ながら小学生以下の子どもの入店は断っているとのこと(抱っこして入れる乳幼児は除く)。
最後は、1950年創業のそば屋「弁天」を紹介しましょう。この地に料亭がひしめいていた頃には、締めのそばを求めて多くの人が訪れていたといいますが、現在は、さくっとそばを食べに来る人や、一杯を楽しむ粋な人で常時にぎわっています。人気メニューは、数年前からメニューに入れたという「はまぐりそば」。はまぐりのエキスが染み渡ったカツオだしのつゆからそばをすすると、ユズと三つ葉の香りが鼻を抜け食欲をそそります。殻ごと3つ乗るはまぐりは、かなりの大ぶり。千葉県から取り寄せており、旬はあるものの通年で提供しています。
その他の詳しい情報は「浅草観音裏、ローカルが案内する12軒」で紹介しています。ハイレベルなグルメが集まる人気エリアに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
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明治学院大学 経済学部准教授