生まれ変わったら看板猫になるタイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

» 2019年02月13日 07時02分 公開

 八丁堀で働く人は、ラッキーです。なぜならば、ここには仕事で疲れた心を癒やしてくれる雑貨店があるのだから。雑貨店で癒やし……と疑問に思った人もいるかもしれませんが、その秘密は店長(見習い)にあり。この店の店長、のぶにゃがは、クリクリとした目に、ふにゃふにゃの体、そして、脱力系の接客で、店に来て以来、近隣で働く人々に癒やしを与え続けています。

 のぶにゃがが働くのは、八丁堀駅から徒歩4分のところにある雑貨店「」。プロモーションの企画やデザインなど、広告の仕事をしているAABインク社が、オフィスの一角で営むショップです。店内には、スタッフが仕事で使いやすいと感じた筆記用具や、出張の際に買い付けてきたという、ベトナムをはじめとした各国の雑貨などが並んでいます。

 彼が店にやってきたのは、生後2カ月の頃。オフィスで働く1人のスタッフが、「猫を飼いたい」と言ったことがきっかけだったそう。ちなみに、のぶにゃがという、ついつい呼びたくなってしまう秀逸な名前を付けたのは、そのスタッフの息子。人気漫画『妖怪ウォッチ』に出てくるキャラクターからとって名付けたそうです。

 「のぶにゃがが来てから、地域の人との触れ合いが増えました」。そう話すのは、AABインクのスタッフ。近くで働く会社員や、犬の散歩で店の前を通る老夫など、のぶにゃがに会いたくて、ふらっと店に立ち寄ってくれる人が増えたのだといいます。また、仕事でよく店に来るヤマト運輸のスタッフもすっかりのぶにゃがにメロメロ。娘と一緒に、プライベートで会いにくることもあるそうです。さらに、近隣のオフィスで働く「のぶにゃがファン」の中には、デスクトップの画像をのぶにゃがの写真にしているという人も。どうやら皆、すっかりハートを射抜かれているようですね。

 店のスタッフからも、地域の人々からもでき愛されているのぶにゃが。忙しいスタッフの邪魔をしたり、商品の上で寝てしまったり、少々いたずらっ子な一面もありますが、そんな姿もまた、われわれを夢中にさせるのでしょう。一度会えば、きっと誰もが彼の虜になるはず。近くに足を運んだ際は、ぜひ店に立ち寄ってみてください。

 その他の詳しい情報は「パブリックキャット 第40回」で紹介しています。こちらでは、のぶにゃがのオリジナルグッズなども紹介しているので、のぶにゃがが気になってしまったという人は要チェックです。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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