日本IBMは、基幹システムの改善に関心の高い金融業界を支援するSOAコミュニティーを立ち上げた。将来は他業界への横展開も狙う。
金融業界におけるSOA(サービス指向アーキテクチャ)の推進を目的に、共同研究や事例紹介、情報交換を行うコミュニティーが登場した。運営母体となる日本IBMが5月16日に発表した。
同コミュニティーは、SOA導入による顧客サービスの向上や情報システムの効率的な運用を目指す銀行、証券会社、保険会社などの金融機関が参加する勉強会という位置付け(現在22社が参加、非公表)。主な活動内容は、年に2度開催する全体総会で日本IBMが参加企業に対し最新の技術情報などを提供するほか、各企業が個別分科会を作り、必要に応じて意見交換や議論などを行う。
IBMビジネスコンサルティングサービスの椎木茂社長は「各社が協力して研究、開発することで、将来的にはSOAによって業務サービスなど金融システムの中で重複する部分を業界内で共有できるようになる」と期待を寄せた。
日本IBMでソフトウェア事業担当の三浦浩専務執行役員は「業界に特化したSOAの研究会は初めて。金融だけでなく今後は他業界にも広げていきたい」と意気込んだ。
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