ルール5:KMシステムは結果を出し、 社風に適していなければならない
『組織的知識管理者は、求める結果および企業、専門知識に基づいてシステムを構築する必要があります。情報を集めたら評価をし、その情報が有益になるか確認してください。チームメンバーに情報の完全性、実用性、フォーマットを確認させましょう。将来、情報収集を円滑にするためには、テンプレートを作ることでデータ収集プロセスを標準化することが大切です。そうすることで均一にかつ簡単に情報を文書化することができるようになります。また、データ収集プロセスを、訓練プログラムや従業員評価などの企業のプログラムやテクノロジー、手順などと連携させることが重要です。次のようなツールを使ってデータの標準化および収集を行ってください。
どのようなKMシステムも、ユーザーにとって唯一で、秩序が保たれた入り口である「玄関」を持つ必要があります。KM用に設計されたソフトウェアは大抵、そのような入り口を備えています。そのほかにも、使用状況を測るトラッキング機能や新しい情報を集め、それにアクセスができるシステムも備えています』
知識管理におけるゴールとは結果を出すことです。一言で知識管理と言っても企業それぞれで全く異なるわけですから、その企業の社風に合ったものでなければなりません。そのために必要なツールについてここでは言及されています。
この本の詳細
経営コンサルタント(ビジネスモデルコンサルタント・セールスコピーライター)。経営コンサルタントとして、上場企業から個人プロフェッショナルまで、420社以上(1400案件以上)の企業経営を支援。特に集客モデルの構築とビジネスモデルプロデュースを得意とする。またセールスコピーライターという肩書も持ち、そのライティングスキルを生かしたマーケティング施策は、多くの企業を「高収益企業」へと変貌させてきた。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授